- 清水 健太郎
- ライフクリエイション 代表
- 埼玉県
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
就職ガイダンスという場が上手く活用できていないキャリアセンターが多いように思う。ある大学の就職ガイダンスを聴かせていただく場面があったのだが「これをやらないと受からない」「ここまで考えないとダメ」などというホラーストーリーは出てくるのだが、それに対してどうすればよいという方針や方策が学生に伝わっていないのだ。それで尻に火がつく学生は良いのだが、自分はもう駄目だとあきらめてキャリアセンターに来なくなる学生もいるだろう。それで済めば良いのだが就職活動そのものをあきらめてしまったら本末転倒という結果になりかねない。
そのようなことにならないためにも、キャリアセンターとしての基本方針を明確にすべきだと私は思う。例えば「みなさんが納得のゆく進路が決まるまで個別に支援します」など。学生たちにわかりやすい言葉で、学生にとってのキャリセンターのあるべき姿を示すと良いと思う。出来れば自己PRが書けない学生に対して「自己PRを考えるときには、まず自分史を書いて振り返るところから徹底する」、など項目別の方針も決めておき、キャリアセンターの誰が対応しても同じようなアドバイスが出来るような仕組みを作っておくことも利用する側から見ればわかりやすいだろう。その方針が外部の講師を招いてのセミナーにも反映されれば、学生にとって誰に聞いても、どのガイダンスを聞いても言っていることは同じと言うことになる。
キャリアセンターとしての横串とは本来そういうものだと私は思う。それにしたがって学生が今何をすべきかを提示しそれに沿ったセミナーやガイダンスを開催できれば理想的だ。そんな面倒なこと、と思うかも知れないがそこまでやって初めて学生にとって役に立つ、信頼されるキャリアセンターになるのではないかと私は思う。
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