『バータークラブの誕生』 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

野崎 一文
バータージャパン株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント

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対象:新規事業・事業拡大

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『バータークラブの誕生』

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1960年、米国カリフォルニア州にマービン・J・マッコネル氏が「ビジネス・エクスチェンジ社」を設立。後にナスダック証券取引所に上場。

 

マッコネル氏は、アメリカ・ノースカロライナで生まれ、セントルイスにあるワシントン大学で経営学を学び、さらに第二次世界大戦の折には空軍のパイロットとして活躍したという経歴を持つ人です。その後、1945年~1957年までの8年間を自動車関連の看板や広告板を扱う会社の社長として活躍し、アニメ広告制作会社の社長に就任します。

その一方で、1955年に信用貸しやデビット/クレジットを扱う金融会社を自ら設立し事業に乗り出していきます。

広告会社という仕事に携わっていた関係から、代金の支払いを現金ではなくクライアント企業の製品でもらうケースが少なくなかったのです。例えば電気製品を製造・販売している企業の広告を手がけた場合、代金のかわりに電気製品をいくつかもらう。クライアントの業種も様々ですから、中には化粧品もあればカメラもあります。こうした商品が倉庫に山積みになっていたというのです。

マッコネル氏の悩みは、この点にありました。こうしたクライアントから代金の代わりにもらった商品は、倉庫に積んでおいたのでは一円の価値もありません。ないどころか、これは本来現金で支払いを受けるべきものですから、代金回収できないのと結果として同じということです。実際、こうした商品は換金できないケースがほとんどだった、というのですから、「何とか倉庫でホコリをかぶっている商品を利用できる方法はないだろうか」と真剣に考えざるを得なかったのも無理はないでしょう。

手始めに倉庫にある商品のチェックを始めましたが、その中に「商品券」と呼ばれる、ギフト券、飲食券、サービス券があったのです。

この「商品券」からヒントを得たマッコネル氏は、これまでに全くなかった企業と企業とを結ぶネットワークづくりを思いつきます。すなわち「ポイント」と呼ばれる商品・サービス券を利用して、会員同士が取引する方法、いわゆる”バーター・ビジネス”です。

マッコネル氏は金融会社を売却、その資金をもとに「ビジネス・エクスチェンジ社」を設立しこの新しいビジネスに乗り出しました。

 

「ビジネス・エクスチェンジ社」のホームページ → http://bx.businessweek.com/

 

現在、欧米ではたくさんのバータークラブが存在しており、新規顧客の開拓や地域活性化などを積極的に行っています。

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