- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
最近では、塗り壁の代表選手見たいに使われています。
珪藻土とは、珪藻類という植物プランクトンの死骸が堆積した地層の土を言います。
珪藻類は、シリカと言う固く多孔質の殻を持っていて、それが死骸になった後も残る訳です。
実は、この珪藻土その含有量がピンキリだったりします。
そもそもただの植物プランクトンの死骸なので、何か「つなぎ」になる物を入れないと、塗り壁として成立しない訳です。
もし、仕上がった後に、塗り壁にヒビが入ったら、あなたならどうしますか?
「これはクレームです。補修して下さい!」
って言いますか(笑)。
そうすると、補修するのは嫌なので、繋ぎにゴムの様な合成樹脂の入った「珪藻土」を使う訳です。
当然塗っている作業中は臭いですし、仕上がった後にライターで炙ればビニールの焼けるあの嫌な刺激臭がします。
昨日のコラムでも書いた、「F☆☆☆☆」の表示はもちろん付いています。
でも、これって自然素材といえるでしょうか?
どうせなら、合成樹脂を一切含まない、100%自然素材の塗り壁が良いですよね。
宣伝になるようですが、本物の自然素材の塗り壁をご覧になりたい方は、今週末の見学会にお越し下さい。
http://profile.ne.jp/pf/k-suzuki/column/detail/20900