大学3年生へ(7) グループディカッション・ステップⅠ - 学生の就職と転職 - 専門家プロファイル

清水 健太郎
ライフクリエイション 代表
埼玉県
キャリアカウンセラー

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大学3年生へ(7) グループディカッション・ステップⅠ

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大学3年生

大学生の就職活動、前半戦のヤマはグループディスカッション。これを苦手とする学生さんも多いと思います。

 

「何を見ているのかわからない」

「どう対応したらいいかわからない」

「対策の立て方がわからない」

 

このようなご意見、反応を多く耳にします。

 

グループディスカッションって何?という方のために簡単にどういうものかお話しておくと、「5~6人の学生(多いときは7~8人)がひとつのグループになって、与えられたテーマについて20~30分(長い場合60分というものもある)議論をするもの」です。テーマは答えが出づらいものが多く、例えば「世界の民主化の流れについて」という政治的な問題から「草食系男子について」など社会的な問題など様々です。

さて、ではグループディスカッションをする上で心がけることはどんなことがあるかお伝えしましょう。

(1)   必ず発言する(自分の意見を理由を述べる)

グループディスカッションではどんなに発言しにくい状況でも発言をしないと採用側は評価のしようがないのです。思い切って自分の意見を伝えましょう。

(2)   雑談にならないようにする(テーマに沿った議論が出来ているかどうか)

答えの出づらいテーマになると学生の皆さんは雑談になってしまいがちです。テーマのポイントに賛成なのか反対なのかを意見しあうのが議論(ディスカッション)です。

(3)   反対意見を言うときは、そのメンバーの意見を受け止めてから発言する

賛成意見もあれば反対意見もあります。どちらも間違いということはありません。みなさんは良く「空気を読む」ということを口にしますが、反対意見があれば思い切って発言しましょう。そのときに「○○さんは~~なお考えなのですね」などしっかり受け止めて話すようにしましょう。

 

ちなみになぜ企業がグループディスカッションをさせるのでしょう。私かグループディスカッションは「プチ職場体験」だと捉えています。企業が学生さんを採用するにあたって選びたい人材をミスマッチすることなく採用するのに一番良い方法を皆さんは何だと思いますか?

 

それは出来るだけ長い間、実際に職場で働いてもらうことなのです。例えば1ヶ月間、一緒に働くことが出来ればその人の性格や考え、価値観、仕事ぶり、長所短所といったことは一目瞭然わかってきます。

 

しかし現実問題として、それは出来ません。なぜなら何十人、何百人、何千人という受験者に対して職場の疑似体験を長期間に渡って行うことは、日常業務に支障をきたしたり、経費がかさんだりという企業視点ばかりでなく、就職活動をする学生さんにとっても現実的ではないという理由があるからです。

 

そこで、グループディスカッションでは集団で、答えのない難題を議論させ、バーチャルオフィスという環境を作り出すのです。そうすることで、それぞれの学生さんが組織の中でどんな役割を果たせそうか、どんな人間性なのか、最低限の常識や知識を持っているのかというところを企業は見ているのです。

 

ですから学生さんから良くある「グループディスカッションではリーダーをやったほうがいいですか?」とか「盛り上がっていたほうがいいですか?」という疑問、質問は企業が見ているポイントとは少しズレがあるということになります。

ただリーダーをやればいいわけではなく、役割をしっかり果たすことが大切です。裏を返せばリーダーでなくてもリーダー任せでは無く時にはリーダーを助けたりグループ全体の状況を見渡した上での投げ掛けが出来ればよいということです。また、ただ盛り上がるのではなく、話すべき「論点」に対して賛成・反対の議論が出来ているかが大切ということになります。

 

こんな風に書くと「グループディスカッションって難しいんだ。」と尻込みしてしまうかもしれません。でも、大丈夫。実はグループディスカッションは社会人が行っても決してやさしいものではありません。仕事において「困難」「ゆきづまり」「答えがない」という状況は日常茶飯事で、それにどう対応するか、どう乗り越えるかが大切です。学生のみなさんにあえて困難な状況を与え、そこでどういう反応をするかを企業は見ているのです。

ですから皆さんも難しい状況をさせられていると逆に気持ちを楽にして、グループディカッションを乗り切っていただいきたいと願っています。

 

本番ではやるべきことに集中しましょう。もう一度最初にお伝えしたポイントのおさらいです。

(1)   必ず発言する

(2)   雑談にならないようにする(テーマに沿った議論)

(3)   反対意見を言うときは、そのメンバーの意見を受け止めてから発言する

 

次回はもう少し踏み込んだグループディスカッションの対策についてお話します。

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