- 袴田 剛史
- 株式会社スクロール360 ECコンサルタント
- 静岡県
- Webプロデューサー
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
売上を伸ばすためには、何をすればいいのか。
「それがわかれば苦労はしない!」
ですよね(笑)
明確な答えは、ショッピングサイトによって違いますし、永遠のテーマです。
ただ、その着眼点には共通するところがあると思っています。
売上を伸ばすためにすべきことを、どのような根拠で決めていますか。
・お手ごろ価格の広告を勧められたから
・効果があると本に書いてあったから
・競合他社がやっているから
・世の中の流行だから
本当にそれでいいのでしょうか。
また引き合いに出しますが―
売上=訪問者数×CV率×購入単価
です。
それぞれの項が、掛け算であるということから、
・訪問者数
・CV率
・購入単価
この中で低いものを改善するというのが、効果的です。
世の中の情報やメディアなどの騒がれ方を見ていると、
『訪問者数』すなわち、集客するためのツールである
広告関係が華やかで目立つのですが、
1.0%のCV率を2.0%に改善すると、売上は2倍になるのです。
数字の印象から、1.0%も2.0%も小さな値のような気がしてしまいがちですが、
売上には掛け算で影響しますので、結果は大きなものになります。
同じことを訪問者数で実現しようとすれば、
2倍の広告費がかかることにもなります。
だからといって、現在5%あるCV率を2倍の10%にするのは、
おそらくかなりの無理がありますので、付け加えておきます。
(CV率によって難易度が異なります)
売上が伸びないと嘆いているショッピングサイトの中には、
CV率が低いまま訪問者数を上げようと広告費を投下している
ケースが多く見られます。
適正なCV率でなければ、まずはこれを改善すべきです。
〔コンバージョン率を上げよう〕
CV率の問題の多くは、ショッピングサイトの問題でもあります。
すべてのサイトに言えることではありませんが、
平均的にはCV率が2%に満たないようであれば、
少なからず問題があると思います。
もしそうであれば、この改善に優先的に取り組むべきです。
なぜなら、その状態で広告費を投下しても無駄が多いからです。
喩えてみると
底に穴が開いたバケツに水を注ぐようなもの
です。
そして、何よりも、せっかく訪れていただいたお客様に
「使い難いサイト」「目的の商品が見つからない」など、
不愉快な気持ちにさせてしまっているかもしれないからです。
一度不愉快な気持ちになったお店に
もう一度訪れようとしますか?
ご自身のこととしてご想像いただければおわかりのように、
一度訪れて嫌な気持ちにさせてしまった人に再び来ていただくのは、
新たに人を呼ぶよりも難しいです。
このような理由から、CV率に問題があるとすれば、
まずはこれを解決しましょう。
地味な対応かもしれませんが、1.0%のCV率が2.0%になれば、
売上は2倍ですよ!(しつこいですか?)
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