12か月で学ぶ哲学用語 東電社内事故調とデカルト的思考の接点 - コンプライアンス研修 - 専門家プロファイル

パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
東京都
コンサルタント・研修講師・講演講師
03-6869-7151
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:顧客満足・コンプライアンス研修

中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)
中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月08日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

12か月で学ぶ哲学用語 東電社内事故調とデカルト的思考の接点

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 顧客満足・コンプライアンス研修
  3. コンプライアンス研修
哲学用語

12か月で学ぶ哲学用語(番外編)-東電社内事故調査委員会中間報告から見える東京電力のメンタリティーとデカルト的思考の接点-

今月初め、東京電力の事故調査委員会(正式には社内に独自に設置した「福島原子力事故調査委員会」)は原発事故に対する中間報告を行いました。(2011年12月3日報道)
東電及び同委員会は事故原因を「想定を超す津波の影響」とし、事前の事故対策も「原子力の安全について常に必要な対策を打ってきた」と述べたそうです。

報道で知る限り、原発事故の原因は見えてきませんが、それとは対照的に「よく見えてくるもの」があります。
それは「東京電力のメンタリティー」です。

********************************************
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)とその後の原発事故(福島第一原子力発電所事故)。
学者、技術者、識者、財界人・・・。多くの人が(自分たちの)「これまでの常識を反省する」言明を行いました。
◆ でも、彼らは「本当に反省した」のでしょうか?
◆ まだ、彼らの中に「その時の言葉」は生きているのでしょうか?

(中略)

誰もが知っていることだが、宇宙旅行に丸腰で行くことはできない。
水や空気や食物がないからだ。
この事実からもわかるように、人間は人間だけで生きることができない。
あたりまえのことだが、私たちはこのあたりまえのことを日常において忘れている。

例えば地球環境。
・科学(サイエンス)の力で環境を保護する。
・技術(テクノロジー)の力で地球を守る。

聞こえはいいが、私にはとても危うく感じる。
なぜか?

なぜなら「サイエンス」も「テクノロジー」も「人間が自然や環境を支配/操作する」という思想や意志がその根本に潜んでいるからである。

その意味において、科学や技術で地球を守るというのは50パーセントの正解でしかない。

残りの50パーセントは何か?
「人間は人間だけで生きられない」という事実を直視し、その事実にひれ伏し、謙虚になることである。

(出典)
http://profile.ne.jp/w/c-56610/

**************************************************

原発事故を招いた真因は、
学者のアロガンス(傲慢)であり、
技術者のアロガンス(傲慢)であり、
それらを取り巻く企業や利権のアロガンス(傲慢)であり、
◆ そして私たち自身のアロガンス(傲慢)です。

では、このアロガンスはどこから来たか?
・・・「デカルト的思考」から来ているのです。

デカルト的思考とは、「自然が人間を支配する」(=人間が自然に従う)のではなく、「人間が自然を支配/コントロールする」という発想に基づいた思考のことです。
デカルトは、自然界に存在する「生命」や「その原理」を捨象し、幾何学的延長として捉えるという思考の在り方(機械論/機械論的自然観)を提示しました。
つまり、木の命や自然のダイナミズムを「単なる微粒子の集まり」と捉え、それらが「空間に拡がっている」と考えたのです。

先の報道を見る限り、東京電力は自分たちの「行き過ぎたデカルト的思考」を反省していないように見えます。
その姿は腹立たしく、とても愚かに思えます。

では東電を愚かに感じている私たちは自分たちの「行き過ぎたデカルト的思考」を反省しているか?
この問いを自分に突き付けたとしたら・・・果たして何人の日本人・・・もちろん私自身も含め・・・が「反省している」と胸を張って答えることが出来るだろう?

私たちは自分が思っているほど東電の報告を批判できないのかもしれません。

(中沢努 http://www.pensee.co.jp/peculiarity/index.html 「12か月で学ぶ哲学用語」の内容をコラム用に書き換え)

1.【不正発生企業専門】
 不正再発防止-[人間の視点]から調査・教育・コンサルティング行います。
 お問い合わせ下さい。 http://www.pensee.co.jp/

2.再発防止に効果「刺さる」コンプライアンス研修  (不正発生企業専門)
 ◆ 企業が数字を追うのは必然 http://www.pensee.co.jp/sercive/compliance_staff.html
 ◆ コンプライアンス指導の要諦 http://www.pensee.co.jp/sercive/compliance.html
 ◆ 社長役員の暴走を抑える http://www.pensee.co.jp/sercive/compliance_consul.html

3.【大切なお願い】
弊社コラムを社内で利用したい時は、ご相談をお願いします

理由・ワケ→ http://profile.ne.jp/w/c-136344/ 

4.【コンプライアンス資料】(400件超)
 http://www.pensee.co.jp/archive/index.html

(例)
・コンプライアンス練習帳1「コンプライアンス実感論」
・コンプライアンス練習帳2「違反者にならない人間作り」

・コンプライアンス練習帳3「指導者に必須のもの」
・コンプライアンス練習帳4「アイヒマンとコンプライアンス」
・コンプライアンス練習帳5「コンプライアンスの本質」
・深く感じる―それがコンプライアンス実感論 
・盗作 著作権違反 著作権侵害者の心理 
・企業倫理部コンプライアンス担当の業務と要件
・わたしたちの中に潜むアイヒマンの心
・カントと主意主義 倫理の本質は自分にある
・正義の立ち位置 西田の絶対矛盾的自己同一
・[解答 コンプライアンス] コンプライアンス違反の新しい防止法
・コンプライアンス対策→対策の障害とコンプライアンス部の問題点
・[原発事故の責任] 人災という惨事を招いた人たちに伝えたいこと
・原発事故の犯人→「暴君はそれを支える者がいるから成り立つ」
・放射能汚染牛乳を出荷する人間の心理
・12か月で学ぶ哲学用語 東電社内事故調とデカルト的思考の接点
・放射能で汚染された牛乳から子供を守る→牛乳議論の方法と対策
・不祥事発生時の経営者の責任のとり方・・違反と社長とその責任
・コンプラとは何か?-コンプラとコンプライアンスの違い- 
・オリンパス問題の原因とオリンパス問題の本質(解説)
・オリンパスがオリンパス問題を乗り越える方法 
・大王製紙問題(コンプライアンス事件)の原因と本質 
・大王製紙事件と大王製紙問題の対策・・今、大王製紙がすべきこと
・【オリンパス問題解説】 事件と社長/経営陣の責任の本質論
・コンプライアンス資料[研修/コンサルティング] 1.意味
・コンプライアンス資料[研修/コンサルティング] 2.心理 
・コンプライアンス資料[研修/コンサルティング] 3.背景・要因 
・コンプライアンス資料[研修/コンサルティング] 4.意識レベル 
・コンプライアンス資料[研修/コンサルティング] 5.本質 
・コンプライアンス資料[研修/コンサルティング] 6.違反人材
・【放射能汚染牛乳】放射能汚染牛乳をスーパーから消す方法
・【大王製紙問題解説】大王製紙の今後と社員がすべきでないこと 
・【オリンパス問題解説】第三者委員会調査報告と前社長発言の推移 
・放射能汚染「明治の粉ミルク「ステップ」からセシウム」の原因  
・オリンパス問題とオリンパスの今後→意識改革と社内人材育成方法 
・クレハ子会社(クレファイン)コンプライアンス違反の原因と背景 
・オリンパス問題→監査法人を解任したオリンパス前社長の心理仮説 
・大王製紙「不祥事再発防止策」の盲点/大王製紙事件 問題の本質 
・エルピーダ3000株…インサイダー取引の原因と金商法違反の理由 
・インサイダー取引事件で逮捕→経産省の対応と経産省がすべきこと 
・オリンパス旧経営陣逮捕:コンプライアンス部が学ぶべき事
・【旧経営陣逮捕】再生に苦戦するオリンパス、今の社員に必要な事
・AIJ投資顧問に業務停止命令・・違反の原因と本質 
・AIJ投資顧問の業務停止命令(問題)年金加入者が持つべき視点 
・コンプライアンス研修-社員向け研修を企画する際の方法とヒント
・コンプライアンス研修の情報発信(ツイッター)のお知らせ
・コンプライアンス研修のご案内

<その他>
・コンプライアンス違反の背景、違反組織の特徴、他 http://www.cmp-akademeia.jp/ 
・コンプライアンス違反者の心理、違反を招く行動例、他 http://www.cmp-akademeia.jp/2nd/index.html
・コンプライアンス強化術 http://www.cmp-akademeia.jp/3rd/index.html
・コンプライアンス違反事例 http://www.cmp-akademeia.jp/4th/index.html
・コンプライアンス理解の秘訣 http://www.cmp-akademeia.jp/5th/index.html
・コンプライアンス違反をする人ってどんな人? http://www.cmp-akademeia.jp/6th/index.html

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ コンプライアンス研修資料 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 http://www.pensee.co.jp/archive/index.html

【大切なお願い】
弊社コラムを社内で利用したい時は、ご相談をお願いします

理由・ワケ→ http://profile.ne.jp/w/c-136344/ 

【お問い合わせ】
コンプライアンスコンサルティング、コンプライアンス研修、コンプライアンス講演、他
パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー( http://www.pensee.co.jp/ )

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / コンサルタント・研修講師・講演講師)
パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表

「お客様を深く考えさせる」・・知識でなく「体験」を提供します

これまでの20年で見えてきたのは、「小さいこと」を変えないままで「大きいこと」を変えようとする企業の姿。私が教えるのは「なぜ、そうなるのか」ということです。当たり前のことができていないことを気づかせ、どうしたら良いかを考えさせます。

03-6869-7151
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「哲学用語」のコラム

このコラムに類似したコラム

【違法残業対策】 違法残業を撲滅-その時の取り組み姿勢 中沢 努 - コンサルタント・研修講師・講演講師(2016/12/05 09:59)

違法残業を「本当になくす」方法 中沢 努 - コンサルタント・研修講師・講演講師(2016/12/02 17:13)

コンプライアンス違反事例 -何が悪い? 原因は? 中沢 努 - コンサルタント・研修講師・講演講師(2016/11/24 11:12)

組織内コンプライアンスの高め方 中沢 努 - コンサルタント・研修講師・講演講師(2016/12/01 00:15)

コンプライアンス教育の盲点 中沢 努 - コンサルタント・研修講師・講演講師(2016/11/18 06:00)