こんにちは。
将来型会計士事務所LBA 公認会計士の岸井です。
せっかくEU諸国からの支援を取り付けたギリシャでしたが、今朝の報道によるとその支援が受けられなくなるかもしれない事態に陥っています。
ギリシャに対する財政支援は、ギリシャが緊縮財政案を受け入れることが条件でした。
この緊縮財政案は、公務員の削減や年金のカットなどを含み、ギリシャの生活水準を下げることになるため、ギリシャ国民の反発が大きいものでした。
今朝、この国民の不満に耐えかねたギリシャの首相が、「緊縮財政案を受け入れて助けを乞うか」、「受け入れずにEUを離脱するか」を国民投票に問うと発表しました。
遊んで暮らすギリシャに対して支援してあげるのに、当のギリシャが少しの我慢も受け入れたくないという状況だけに、支援するEU諸国はカンカンです。
確かに、ギリシャの態度は自分勝手そのものです。
しかし、ちょっと日本国内を見てみると、他人事とは思えない同じような状況があるのではないでしょうか。
義務を全うせず権利ばかり主張する風潮。自分さえよければ後は知らないという人の増加。
日本がギリシャと同じような状況になった時に、支援を受ける恥を受け入れ大いに反省することができるでしょうか。
ギリシャや南欧の国民性のせいにしている専門家も多いですが、勤勉と言われている日本も同じ状況になるのではないかと思えてなりません。
このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
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