実録!個別相談レポート:Aくんの場合(2) - 就職活動サポート - 専門家プロファイル

小宮 伸広
brainchild-CareerConsultancy 代表
東京都
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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実録!個別相談レポート:Aくんの場合(2)

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個別相談レポートとは?

専門家といきなり会うのはちょっと気が引けちゃって・・・そんなあなたの為に、

「個別相談はどのような雰囲気で行われるか?」

イメージをしていただきやすくする為に、私が行っている個別面談の様子をお伝えするものです。

面談者の了解を得た上で公開させていただいております。

 

エピソード2:インターンシップで学ぶ事とは

前回のお話ではインターンシップを通しての気付きをお話ししました。

そしてもう一歩進んだお話しが「何を学ぶべきか?」という事です。

ここで、当日お話ししていませんが、

OB訪問とインターンシップの違いを少々・・・。

OB訪問の場合には、時期的な事も含め、応募予定企業などに行く場合が多いと思います。

しかし、この時期のインターンシップについては様々な業種を見るという側面が強い。

そういう意味においては、OB訪問では企業研究として

社内のリアルな情報をいかに拾えるか?という事が重要になりますが、

インターンシップにおいてはそれ以上に今の時期だからこそ学ぶ事があります。

Aくんはインターンシップに加え、その後もアルバイトとして企業に残っておりますので、

以下のようなお話しをしました。

「具体的な仕事よりも、多くの社会人とふれ合い、その価値観を学ぼう!」

ここで注意してほしいのは、所属部署や担当で就いている先輩社員だけで終わらせずに

他部署の方を含め、より多くの方と話をするよう心掛ける事が大事だという事です。

「会社にいる」これ自体もすでに多くの学び(気付き)の場でありますが、

さらに言えば、自分の関わりの無い部署に1人・・・1人・・・と知り合いが増え、

話をする機会を得られれば、それだけで学び(気付き)の場が拡大します。

つい1か所で満足してしまいがちですが、

身近にある拡大の機会というものを見逃さずに、

より多くの社会人と接する機会をもちましょう!というお話をさせていただきました。

 

自己分析について

Aくんは自分のPRポイントについても理解しています。

たしかに言う通りで、よくわかるのですが・・・

どうしても「ありがちな言葉」で表現されるものに落ち着いてしまうんですね。

自己PRでありがちというと、以下のようなものがあげられます。

・コミュニケーション能力が高い

・積極性を持っている

・向上心を持って物事に取り組む

・リーダーシップがある

これは就活本や就活支援サイトなどでもよく見かける言葉です。

「企業に求められる能力」として見かけるので、

自己分析から導き出す答えの終点がここになりがちです。

つまり、「答えありきの自己分析」をしてしまいがちなんですね、無意識に。

ですので、改めて自分の今までの経験や感じた事などの洗い出しを行い、

自分の言葉で表現できる自己分析をしっかりやってみよう!というお話しをしました。

100人いれば、100通りの人生があります。

20数年生きていた中での特徴をぜひ見つけてもらいたいと思います。

その為の自己分析の方法などは今後、

オリジナルのシートを提供し、ワークセミナーを開催していこうと思っています。

 

情報収集について

現在、SNSなどが発達しています。

SNSは2つの側面を持っており、

「コミュニケーションツール」としての使い方と「情報収集ツール」としての使い方があります。

希望の業界・業種、企業が出てきたら、どんどんこのSNSを活用しよう!というお話しをしました。

「ソー活」という言葉もあるように、2013向けはSNSを活用した就活元年とも言われています。

現時点ではまだ企業側の体制が整っておらず、ほとんどの企業が様子見しながらの運用ですので、

どのような展開が広がっていくかはこれから注目すべきですが、

それ以前に、それぞれの会社に属している個人の方をチェックする方法があります。

Facebookにおいては、友達にならなくてもウォールの閲覧は可能です。

希望の業界にいる社員の方、希望の企業にいる社員の方がどのようなニュースに注目し、

どのようなコメントをしているかを見るだけでも、その会社で求める資質を垣間見る事が出来ます。

もちろん個人の主観が入っているのは大前提ですが、だからこそ面白いと思います。

 

総括

現時点において、行動・意識ともにある為、その精度を上げていくお話しが中心となりました。

また、現時点での希望業界などについては、

本人の中でも確固たる動機がまだ固まっていないという事から

まだまだ就活を通して変わっていく可能性が十分あります。

就活をしていく上で絞り込みは重要ですが、

それは一旦、門戸を開いて様々な情報を受け入れてからの取捨選択。

企業研究しかり、自己分析しかり・・・まずはこの2か月間で幅広い情報のインプットを行いながら

その情報の中から、自分のやりたい事を見つけていく事で本日の相談は終了いたしました。

相談時間は「アッ!」と言う間の2時間でした。

 

〖Aくんからのコメント〗

自分の周りに社会に触れる多くの機会が広がっているんだと気づくことができました。

どんどんチャンスつかんでいきたいと思います。

はい、その気付きを大切に、ぜひ行動に結びつけていってください!

個人的にはしっかり行動に移し、会う度に成長したAくんとお会い出来ると確信しています。

 

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