不動産関連のトラブルは売買のトラブルと賃貸に関するトラブルがあります。
通常、マイホームを購入するときにはあまりトラブルに巻き込まれることは少ないのですが可能性のあるトラブルを挙げてみます。
売買トラブル
1.姉葉物件などのように、そもそも詐欺的な取引。
2.未完成新築を完成前に契約をして、思っていた仕様でなかった。
3.期日まで引渡しがされない物件。
4.契約履行不能(残金などの支払いができないなど)。
5.業者の倒産等。
6.契約を解除した際の授受された金銭(手付金)の扱い。
7.瑕疵が判明した場合。
本当はもっと色々なケースがあるかと思いますが。
次に、賃貸に関するトラブル
1.賃料の滞納。
2.迷惑行為(騒ぐ、正しくゴミ出しをしないなど)をする入居者。
3.水漏れなどの事故。
4退去時の敷金精算。
5.更新料を拒む入居者(更新料については奥が深いので改めて解説します)
6.入居者の近隣に対する迷惑行為。
7.行方不明?
など。
これまで不動産業を20年近くやってきて、大きな売買トラブルに至ったことはありませんでしたが、賃貸のトラブルは、しょっちゅうです。しかも簡単に訴えるとか言って、敷金精算では本当に少額訴訟を打ってきますし更新料の支払いについては最高裁まで争われました。
もっとも、多くの大家さんは物件管理を通常不動産業者に委託しているのでトラブルに見舞われることはありません。また、本格的な裁判まで発展するケースもほとんどありませんのでご安心を。
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