- 山本 俊成
- 株式会社ファイナンシャル・マネジメント
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
今回は「ゆうちょ銀行の政府保証」についてです。
貯金に関しては民営化前に預けたものに関しては政府保証があり、国が元本と利子の全てを保証しますが、民営化後に預けたものはすべてゆうちょ銀行の契約となりますので、他の金融機関と同じく預金保険制度で保護されることになります。
預金保険制度での保護は元金1000万円とその利息のみの保護(決済性預金は全額保護)となるため、仮にゆうちょ銀行が破綻した場合は全額保護にはならないことになります。
御注意いただきたいのは民営化前に預けた定期性の郵便貯金については、満期まで政府保証が継続するものの、''通常貯金や通常貯蓄貯金については民営化前に預けたものでも民営化後は預金保険制度になる''ことです。
現状のゆうちょ銀行の預入限度額は、民営化前と民営化後の預入分を合計して1000万円までですから預金保険制度でのリスクはありませんが、今後、預入限度額が上がることがあるとリスクが生まれますので注意が必要になります。
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