LED照明 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

嶋崎 眞二
なづな工房一級建築士事務所 主宰
兵庫県
建築家
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この大震災で電力不足となり

夏のピークを乗り切るために、日本全体が節電モードとなった。

その原因が原発が再稼働できないことにあり

しかしながら不足しているといいながら

東京電力は東北電力に融通できたわけだから

本当に足りていないのか?という疑問が出てくる。

発電主力としての原発の存在価値はあるのか?

 

100%をめざしてもそれは人間がやること。

「完全」 はあり得ない。

これ以上、こんな危険な宇宙の力に頼るわけにはいかない。

これが今回の原発事故の教訓だ。

段階を経て原発は廃止すべきだ。

 

それなのに、経済成長期から原子力開発を推し進めてきたある政治家は

この期に及んでも「より技術を発展させて安全に使っていくべきだ」という。

政治の中心を福島に置いてはどうだろう?

 

 

 

日本は欧米より

照明などの電力消費が、4割多いという。

そういう意味では、

日本全体が節電を考えるいいきっかけになったと言える。

 

 このところ

施主から、照明器具のLED化への要望も増えている。

そして、現在計画している新築案件において

2台の蛍光灯照明以外、すべてLED器具というプランを立てた。

そこで得た情報や感想を書き記しておきたい。

 

 

今のところ、やはり割高である。

白熱灯を中心にした計画と比較すると

専用調光器など配線関係も含めると材工費用が

1.5?1.7倍ぐらいになってしまう。

 

ただ、器具によってばらつきはあるが

7W程度の消費電力で60W同等の照度が得られ

1500時間程度の定格寿命(白熱灯)が、40000時間の長寿命となるから

ランニングコスト、取り換えのメンテナンスを考えると

決して高いとは言えない。

ただ全体の建築コストを見て、判断せざるを得ないので悩ましい。

 

 

器具のタイプは様々だ。大別すると・・

 

まずは、寿命が長いので、いわゆる電球の取り換え不可

本体ごと取り換えなければならないLED一体型タイプ。

10年を目安に取りかえる可能性がると聞くと二の足を踏んでしまう。

 

次は取り換え型。

LEDユニットフラット型といって

新しいタイプの規格。

これはVHSかベーターかといった

ビデオカセットの盛衰のようなことが起こるような気がしないでもない。

調光ができない。

 

一番なじみの深いのが電球型のタイプ。

既存の照明器具に対応している。

東芝だと、一般電球型、ボール電球型、ビームランプ型、ハロゲン電球型などで

調光ができるタイプとできないタイプがある。

その中でも60W相当のもので電球色タイプが無かったり

100W相当はビームランプ型しかなかったりと

実は今のところラインナップは充分ではない。

ただ普及を考えると既存の器具に対応していくことの重要性は明白で

今後はこのタイプの性能が上がっていくに違いない。

 

その他、蛍光灯型のものなどいろいろとあるが

とにかく、充分ではないラインナップ中での組み合わせになっていくので

帯に長しタスキに短し、計画は大変であった。

 

いくつかのメーカーと話もしたが

それぞれ今はまだ過渡期であることを認めている。

 

現段階での判断は難しいところだ。

それぞれの施主と話をしながら

個別解を求めていくことになるだろう。

 

今は過渡期だとは言え

消費電力が8割もカットされても同等の明るさが得られるのなら

今後の日本は(いや世界は)LEDにシフトされるべきだろう。


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