![谷口 與市巳](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1324386669.jpg)
- 谷口 與市巳
- 京都ビスキャスオフィス 代表
- 京都府
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
SWOT分析とは、企業や商品等を「強み」、「弱み」、「機会」、「脅威」の項目毎に分類し、「人」、「モノ」、「金」について評価する方法の事を言うのはご存知の事でしょう。「モノ」とは有形物と無形物が有ります。
強み…これは競合メーカに比較して同等(少し甘いが)か優れている点
弱み…これは競合メーカに比較して明らかに劣っている点
この二つを内部環境分析と言います。
機会…自社の成長拡大の要因
脅威…自社の成長を阻害する要因
この二つを外部環境分析と言って自社で制御する事が出来ない項目です。
外部環境分析は、マクロ環境やミクロ環境と言われていますが、社会的影響度の高い大企業は別にすると、もう少しターゲットを近未来にして、例えば、法規制の動向、自社の顧客動向、市場動向等身近なものに置き換えた方が良いでしょう。内部環境分析とレベル合わせをしないと分析に意味が有りません。せいぜい5年先位の外部環境を想定すべきです。
普通、「強み」を活かし「機会」を逃さない事を第一に商品開発や新規事業戦術を企画します。「弱み」や「脅威」は行動に入る前に備える方法を決定しておきましょう。最悪は企画の中止も範疇に入れておきます。
業界をリードする様な企業の場合は、分析の方法が異なるでしょう。現状としては「強み」は山ほどあるわけですから、「弱み」と「脅威」の分析からスタートし、より長期的な視点で戦術を検討するのも近道かもしれません。
難しく考えなければ、誰でも出来る分析です。と言うより少なくとも無意識のうちにSWOT分析を実施されている方が殆どでしょう。何もないところから新企画なんて思いつくはずは有りません。しかしそれでは個人の考えや勘違いが存在します。SWOT分析をしっかりやる事は、記録を残し、将来に向けた自社の課題や可能性に対し経営者を始めとして全社員の共通の課題として共有出来る事に意味が有ります。全社的、事業別、商品別などレベル毎に作成したSWOT分析表は経営判断材料の一つに数えてもいいでしょう。
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