- 山道 勉
- 山道勉建築 建築家
- 大分県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
先日は電気の、スイッチとコンセント、そしてブラケットライトの
「壁面の位置」を決定するため朝から現場へ。
山道勉建築では設計の段階で、高さ・位置はほぼ決まっています。
しかし現場に入ってからも、
その時期が来たらあらためて押さえ直し、
壁に断熱材が入り、内壁の下地を貼る前までに、
現場へ決定事項として伝えます。
山道勉建築が通常使う「基準の高さ」などはありますが、
それぞれの住宅によって、それぞれの箇所によって、
行動的にも、また意匠的にも適所な位置へ設置されるよう、
ひとつ、ひとつ、現場において確認していきます。
電気スイッチ・コンセントや、換気扇やダクトなどの設置場所、
他に、手すりなどの下地設置する場所など、
外壁・内壁、壁に関係するものの高さ・位置はこの時期に最終決定します。
よくあるモノの位置であっても、現場の職人さんにお任せ、をしないのには訳があります。
設計段階からの意図をより明確にするため、
その意図を現場の職人たちとも共有するため、
現場の工程において「戻り」をより少なくするため、
基本的なことを押さえるだけで終わってしまってはいけません。
「家のもつ力」をギリギリまで高めてゆけるよう意識してゆくこと、が大事です。
真夏を思わせる今年初の猛暑のなか、現場は次のステージへ着々と進んでいます。
このコラムに類似したコラム
土地を購入する前に気をつけておきたいこと 八納 啓造 - 建築家(2011/03/04 13:14)
設計はサービスです? 杉浦 繁 - 建築家(2010/12/16 16:30)
取材記事『気付かないところを気付かせてくれる建築家』が掲載されました 西島 正樹 - 建築家(2023/08/24 17:01)
いざ鎌近。神奈川県立近代美術館鎌倉・最後の日々 岩間 隆司 - 建築家(2016/01/29 14:43)
韓国で紹介して頂きました 三竹 忍 - 建築家(2015/09/16 13:58)