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閲覧数順 2016年12月04日更新

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甲府のスケルトン改修04 県産材の利用とウッドロングエコ塗装

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住宅に使う木材には可能な限り地場で取れる材料を使いたい。
地産地消、エコ、林産家への応援など、目的はいろいろ。
たった一軒の住宅ではあるが、個人が買う最大の消費財であることを考えると
そのような意識のある方と仕事ができるときは嬉しい。

クライアントは林業を通じたまちづくりを古くから研究されている方で、
すたれゆく一方の山林を資源としてどう活用するのか、提言を続けられている。
であればご自宅で使わない手はないと、お勧めしたところ快諾を頂いた。
とはいっても材種と強度、流通しているかどうか、コストなど総合的に判断して
適材適所で使うことにしている。マストではないのだ。

山梨で一般的に流通している県産材は、杉・桧の二種類。
あまり材積の大きなものはなく、梁は二間ものまでが一般的。
今回は柱と外部に使う化粧材で県産材を使っている。
柱は間取りが変わることに伴う間柱だけなので、ほんの数本。
その代わり化粧材はエントランスのルーバーで多く使っている。


次に外部で使う木材の耐久性をどう高めるかという話。
リビングにつながるデッキがあると、広がり感が出てとてもいい。
そのときいつも迷うのが、その材種である。
イペ、セラガンバ、ウリンなど南洋材を使えば耐久性はいいが
どうしてもコストがかかる。

そこで今回使っているのが、普通に流通している杉材に
ウッドロングエコ塗装を施したもの。
この塗料は現場にとっても我々設計者にとってもある意味チャレンジだった。
塗料のサンプルを買ってみるとわかるが、塗料というより岩石の粉を
溶かして塗る、といったもので、色をコントロールできるものではないから。

塗料が持っている耐久性を高める性能には納得しているものの
やっぱりムラをコントロールするために、最後に墨汁の希釈液を塗ることにした。
写真はその時のサンプル作成時の様子。
上にある短いサンプルが目標とする色合い。
杉材は赤味と白味でもともとの色も、塗料の吸い込みも異なるので
いい塩梅を見つけるのに、現場にひと苦労いただいた。
これで玄関周りの顔を作るのだ。良い仕上がりになるだろう。

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