5月1日ミュゲ(すずらん)の日の思い出 - 料理教室 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:料理・クッキング

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

5月1日ミュゲ(すずらん)の日の思い出

- good

  1. 趣味・教養
  2. 料理・クッキング
  3. 料理教室

ずいぶん前、いつだったかの年、オテル・リッツのレストラン「エスパドン」に、女性ばかりの友達で食事に行ったときのこと。 「お嬢さん方に!」と満面の笑みのサーヴィスの男性が、可憐なすずらんの小束をくれました。 「そうだ、今日はミュゲの日(jour des muguets)!」

フランスで5月1日はミュゲmuguet(すずらん)の日です。愛する人に、幸運のお守りとしてすずらんをプレゼントする日とされますが、私は男性から女性にすずらんを贈る日だと聞いたように記憶しています。 うれしくて、持ち帰ったすずらんはすぐに押し花にしました。

後日、友達が、 「花の数が13だと幸せになれるらしいよ」 と教えてくれました。(真意のほどは不明) 家に帰って確認すると、なんと私のは14個! 若干悩みましたが、一花ちぎりました・・・。 あの日の13個の花のついたすずらんは、今もフランス語の辞書の中にあります。その日食べた仔牛のおいしさとともに、すずらんの思い出は今も心に強く残っています。

ミュゲの日は朝からメトロの地上口にジプシーの女性や子供が一斉に立ち、かごいっぱいのすずらんの小束を売っていたものでした。 それはパリ中のメトロの全入り口で売られているのではないかと思うほどの勢いで、もちろん花屋にも並びますから、その量たるやすごいものがあると思います。いったいどこで栽培しているのかしらと思い、フランスに長く住む人に尋ねてみると 「あぁ、あれはパリ郊外の森で勝手に取ってくるのよ」 と素っ気ない答えでした・・。

今年もまたミュゲの日が来ました。すずらんを買いに行きたくなります。東北のたくさんの人々が一日でも早く幸せを取り戻せますように。

このコラムに類似したコラム

春の簡単フランス講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/05/15 21:39)

仔うさぎで 5月の料理連続講座のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/05/06 09:30)

単発「春の簡単おもてなしフランス料理講座」のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/05/05 23:07)

フランスのお土産 レモンのボンボン fondant citron 塚本 有紀 - 料理講師(2012/11/21 23:24)

9月の料理連続講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2012/09/15 08:55)