- 福本 省三
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- 建築家
対象:住宅設計・構造
また、悲劇が起きてしまいました。
地震というのは、ある日突然起きて大事な人を奪っていってしまう残酷な自然現象です。
日本でも阪神大震災を始め、毎年少なからず被害が起きています。
しかし、現状の建物の耐震性がどうなのかほとんどの人が無関心です。
現実は昭和56年以前の耐震基準というのは、大きな地震に対してはあまりにも無力なのです。
あれだけ、姉歯事件の時に耐震性が足りないと大騒ぎをしておきながら、あの耐震性の足りないマンションよりも強度の低い建物に住んでいる方が大勢いるという事実。あのニュースを耐震性のほとんど無いような家でニュースを見ていた方が大勢いるのです。
しかし、住宅政策というのはある程度政治が主導していかないと難しい面があります。エコポイントや長期優良住宅など国土交通省はいろいろ成長政策は出してきますが、本来の国民の命と財産をまもるべき耐震補強に対しては現状の施策では十分とは言えないのではないのでしょうか。
ニュージーランドのニュースの映像を見ていて、これは他人事では無いと改めて思っています。
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