- 堀口 雅子
- ベターライフスクエア ベターライフ・ナビゲーター
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
今回も税制改正のチェック項目を少し書かせていただきます。
成年扶養控除の見直し
現在の成年扶養控除は23歳から69歳までの成年が対象となっているものですが、
今後制度が改正されると、以下のような対象者になります。
・障害者
・要介護認定者
・その他心身の状態等により就労が難しい扶養親族
・65歳以上の高齢者
・学生
なお、合計所得金額400万円以下(給与収入で568万円以下)の納税者(扶養者)で
成年扶養控除適用の人がいる場合については
この対象範囲とせず、被扶養者の事情に関わらず引き続き従来のものが適用できるようにし、
400万円を境として税負担が急増しないように調整措置もされるとのことです。
配偶者控除の見直しは?
毎回この部分は審議されますが、今回も改正までは進まないのではということに
なっているようです。平成24年度以降に引き続き見直す方向で検討されるようになっています。
夫婦という単位のため慎重論もあったりするようなのですが、
家事労働も立派な働きだと個人的には考えているので
控除の改正が進むことと、(主夫や主婦の)働く場の環境整備が
同時に進んでくれるといいなと思っています。
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