会社に眠る事業資源を活かそう - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

深井 貴明
商売設計株式会社 感性マーケッター | セールスコピーライター
広島県
マーケティングプランナー
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

会社に眠る事業資源を活かそう

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 新規事業・事業拡大全般

クライアントから嬉しいご報告をいただいたので、ご紹介します。
事業資源を活かし、5億円もの売上を作った話です。

 

そのクライアントは、ある商品を製造販売するメーカーであり、その商品の特許を保有しています。
いつかは、世界でも販売したいと考え、世界特許を取得していました。
しかし、世界で販売するのは、そう簡単ではありません。
そのため、私は以前からこうアドバイスしていました。
「自社ですべてを行うのは時間や労力がかかります。 各国に製造販売権と特許使用を認めさせ、
契約料や特許使用料をいただいたほうがいいですよ」。
しかし、クライアントは首を縦には振りませんでした。
できるだけ各国に支店を出し、自分の手で世界に広げたいと考えていたからです。
ここから先は、論理の問題ではなく、感情の問題です。ですから、私もこれ以上のことは言いませんでした。

 

それが先日、「○国の企業との間で販売権と特許使用の契約が決まりました」と報告があったのです。
契約金は5億円。その後も、特許使用料が振り込まれます。
今までは、世界特許を維持するだけで年間数百万の費用がかかっていました。
それが、戦略を変えたことで、世界特許が大きな収益を生む商品となったのです。

 

クライアントからの報告には、もう一つ続きがありました。
「あと、△国の企業とも契約が進んでいます。契約金は十五億円になりそうです」。

 

商売で重要なことは、自社にある事業資源を最大限活用すること。 そして、人や他社の資源を借りることです。
今回の例のように、自社の資源である商品とその特許、そして他社の資源である販売力や流通を活かすことで、商売をより大きくすることができるのです。これが、商いのあるべき姿なのです。

 

そのほかの、商売繁盛に役立つ話を読みたい方は、こちら

私のブログを読みたい方は、こちら

このコラムに類似したコラム

商社絶好調のわけ! 萩原 貞幸 - 経営コンサルタント/起業家(2012/02/03 11:10)

『プラットフォーム戦略』について 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2010/09/12 11:49)

パートナーとの取極め交渉その③「下請け業者の責任施工」 小澤 康宏 - 経営コンサルタント(2018/01/15 13:06)

パートナーとの取極め交渉その②「取極め交渉システム構築」 小澤 康宏 - 経営コンサルタント(2018/01/09 14:51)

新事業への投資その⑥「市場開拓へ向けスキル習得」 小澤 康宏 - 経営コンサルタント(2017/12/11 12:16)