第2回柔整師会議テーマからの展望 - 老後の健康と運動 - 専門家プロファイル

いわさき痛みの整骨院 院長
東京都
柔道整復師
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第2回柔整師会議テーマからの展望

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昨日、気象庁では都内も大雪警報が発表され、悪天候に見舞われた中で「患者と柔整師の会」第2回柔整師会議に各地から、意識の高い柔道整復師が東京中野区にある柔道整復師センターに集った。
 
今回の参加者は比較的開業歴の浅い若手の柔道整復師の先生方から活発な意見や現状についての報告があり、今後の業界の動向に左右する内容となった。

わたしは正直、自由診療化の推進を掲げたいひとりとしてこの会議に参加していることには変わりはないが、正統な業務を行っている柔道整復師が保険対象内である傷病まで規制される方向性は絶対阻止しなければならない。

また癒し整体院まがいの施術でチェーン化している整骨院グループやその温床となっている集客コンサル業者、そして部位別請求を悪用し不正請求する一部の開業柔道整復師、または経営者が淘汰されるためには、患者、柔道整復師、保険者、弁護士、マスコミ、学識経験者などが参加して協調、共有、共感することが重要である。

よって主にグレーゾーンをディスカッション形式で開催する会議は、かって業界の歴史上にはなかったことであり、中立な会議として賛同でき今後も参加していく決意である。

さて今回のテーマは
1、部位別請求の妥当性について
2、審査および支払い機構設立に関する件
3、個人請求者の増加、支払機構の必要性


今回の第2回会議に参加して、討議で一番関心があったテーマ「部位別請求の妥当性」であるが、保険者から委託業者を通じてレセプトに関する患者への照会の狙いはなにか?
保険対象外の患者教育や部位数に対して柔整師と患者の認識に差が生じている点、地域によって請求平均部位数に差が生じている矛盾点など参加者から報告が多数あがった。

さらに今後の展望として「部位別」から「定額払い=マルメ」に向けた制度改革を基本に議論することが、昨今の社会情勢に見合った制度となり、組合健保などの保険者、厚生労働省からも一定の理解が得られやすいのではという結論でほぼ一致した。

問題は定額制となった場合の上限・下限の料金設定が、現行の部位別での請求単価よりも低くなるのではという懸念が大方反対派の意見であるので、どう整合させていくかが今後の課題となった。

これを打開するひとつの試案には、行政や保険者に同意していただくための定額料金設定として、各傷病ごとの臨床データーを集積し、統計学的処理を行い、四肢・体幹(脊椎)の各カテゴリでエキスパートによる分析、柔整治験ガイドライン作成が必要である。

わたしは自由診療化を推進する理由としては、柔整専門学校や大学教育のカリキュラムは国家試験対策を重点としていることが背景にあり、現実的に頻度の少ない外傷に関する知識や実技が先行していることから、卒後において軟部組織損傷を含め、自律神経系に関与よる不定愁訴や亜急性・慢性疾患の鑑別が不十分なうえ、対応するだけの技量も修得されていないことで、健康保険依存的・施術長期化を招き、業界自体の学術レベルが低下となっている要因ではないかと分析したからである。

そして一層、保険対象外の自由診療化を激化させることで学術向上に拍車がかかり、現実の保険医療にすべてを甘んじるものは競争から脱落し、選ばれた柔整師のみが国民から認められるといった仕組みが、当時でいう「骨折・脱臼を整復できないものは接骨院を開業するな」といわれた先人の言葉に値すると思ったからである。

ようするに国家試験合格まもない柔整師と骨折など臨床経験豊富な柔整師が、今日骨折の整復術で巧拙といった、経験値で差別化できないのであれば保険対象外は自費といった条件で勝負することが実力を測る絶好の機会となる。

ところがいままではこの業界は新患数、固定患者数×部位数×日数といった保険請求をベースとした収入で他院との実力を測る傾向にあったため、業界向け集客コンサルが増加して学術による研鑽より顧客心理や経営理念を学ぶ経営者が患者獲得に有利に働いたのである。

それが「骨の接げないほねつぎ」となり、さらに患者の母集団が変化して「接骨院は保険の効くマッサージ」といったコピーライティングの定番となったのではと推測する。


いずれにせよ柔整師ファン層の患者様の大半は、すべての痛みや運動制限などに保険適用を望むであろうが、明らかな保険対象外の慢性疾患や不定愁訴に関しては自費による施術を各柔整師が告知しなければ臨床整形外科学会の先生方をはじめ、報道マスコミ関係者、保険者の方々から理解を得ることは困難であるとわたしは考える次第である。

 

※コラムを読まれた方へ(現在、地元の整骨院または接骨院へ健保扱いで施術を受けている方へ)

頚部痛や肩こり、腰痛、関節痛、神経痛等で一定期間施術を受けても症状改善しない場合や長期効果が得られない場合は保険対象外疾患か自律神経系が関与している可能性があります。また、自費による施術で症状改善や長期効果が得られる場合もあります。 

なお東京方面でよろしければ(立川市 いわさき痛みの整骨院 TEL042-529-5123)までお気軽にご相談、お問合せください。 

E-mail : info@iwasaki-laser.net

 




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カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 柔道整復師)
いわさき痛みの整骨院 院長

痛みとストレスをテーマに心と身体にやさしい治療をめざします

わたしは物理工学の分野である「波長」や「周波数」「共鳴振動」を治療技術に応用し、複合ストレス=「氣」の停滞が原因とされる未病(微小循環障害または末梢血行障害)に対してQOLを重視した全人的かつ人間主義の統合的治療を展開しています。

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