- 深井 貴明
- 商売設計株式会社 感性マーケッター | セールスコピーライター
- 広島県
- マーケティングプランナー
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
今回は、新規事業を成功させる3つの要素について話をします。
まず1つ目は、事業資源を活用できることです。
事業資源とは、今までの事業で培ってきた、 ノウハウや技術、または人材やシステムなどの資源です。
資源を活用することで、新規事業にかかるコストを抑えることができ、また、強みを持たせることもできます。
新規事業を0からではなく、プラスから始められるのです。
2つ目は、既存事業の顧客を新規事業の顧客にできることです。
既存事業の顧客を巻き込める事業であれば、新規事業を始めてすぐに売上を作ることができます。
特に、顧客リストの中で、最も多い客層を巻き込むことができれば、 収益性も高まります。
また、新規事業で集めた新たな顧客に、既存事業の商品を販売することも可能です。
最後の3つ目は、企業イメージと一貫していることです。
無添加を売りにしていた企業が、突然、化学添加物だらけの商品を販売したら、
一貫性が保てなくなり、顧客は不信感を抱きます。
企業イメージと一貫性のある新規事業を行うことで、ブランドを強化することができます。
ここで、私が実際に新規事業を立ち上げた例をお話しします。
私は以前、ミネラルウォータの通販事業をしていました。
お客様は、健康や美容に関心のある方々です。
そこで新たに、事業資源の水を活かした化粧品販売の新規事業を始めました。
新規事業と言っても、現在ある倉庫や人材、顧客管理システムを活用したので、
新たにかけたコストはほとんどありません。
まずは既存客に化粧品の販売を行いました。
結果は11%の方が購入され、事業立ち上げ1ヶ月で黒字を出しました。
新規事業で集客した顧客に、既存事業の商品を販売することができ、
両事業の収益とブランド力を高めることができました。
3年前に立ち上げた美容事業は、現在も運営を続けています。
事業資源と既存客、そして企業イメージを活かすことで、新規事業の成功率を高めることができるのです。
このコラムに類似したコラム
三洋電機解体に想う! 下村 豊 - 経営コンサルタント(2013/05/18 12:02)
気付いていましたか。日本車と輸入車のテレビCMの違い? 下村 豊 - 経営コンサルタント(2013/05/13 08:05)
中小企業様必見 半期決算期です。「上乗せ」「目減り」を診れてい… 下村 豊 - 経営コンサルタント(2012/09/27 11:22)
良い製品より、市場がある商品! 下村 豊 - 経営コンサルタント(2012/05/10 17:26)
思ったほど良くなかったと認めるのもいい。 下村 豊 - 経営コンサルタント(2012/03/27 20:33)