潜在的な力を信じて生かす、心地よさ - 建築家への相談 - 専門家プロファイル

小形 徹
小形 徹 * 小形 祐美子 +プロスペクトコッテージ 代表
建築家
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潜在的な力を信じて生かす、心地よさ

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< 潜在的な力を信じて生かす、心地よさ >

 

築35年以上のRC造の建物をリフォームしたこの家には、

それまで建主が気付いていなかったことがたくさんあった。

例えば建物の前面道路側と反対側の通りに面する窓。

リフォーム前は部屋が細かく仕切られており、風通しが悪く光も回らない状況にあった。

しかしそれらの窓の先には空や光が広がっていた。

 

これらの窓をつなぐこと。それによって光と風をつなぐこと。光と風の通り道をつくること。

それが暗くて狭い印象を一挙に変える手掛かりなるはず!

 

水周りの位置をも変えたスケルトンリフォームによって、生活動線を整理し、

使いやすく動きやすい配置に。洗面室は、キッチンから直接入れるように。

日々の家事動線を一直線に。

前面道路側と反対側の通りに面する窓からの光と風の流れが、

ここでの暮らしの流れを導く。人の動きと光と風の流れが一致する。

 

洗面室はけっして広いとは言えないが、洗面台や洗濯機置き場、それと関連する物干しバー、

収納棚などがぴたっと納まるよう、すべて造作家具として作った。

 

家の中の一番長い距離が光と風でつながれた。

リフォームによって、元々の建物や空間が持っていた潜在的な力を引き出すこと。

見えていなかったことを明らかにし、使われていなっかた力を引き出し、生き返らせること。

そして生き生きとした生活空間に変えていくこと。

 

潜在的な力を信じてそれを生かすこと。これも<心地よさ>を生み出すひとつの方法かもしれない。

 

大田区山王 H 邸 / スケルトンリフォーム / RC造5階建て建物の4階部分

設計・監理:小形 徹 * 小形 祐美子 プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

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