卵巣の血流低下の原因として考えられる患者背景は
加齢・ART適応・手術既往・卵管周囲癒着
など様々な原因が考えられる。
ながた氏の調べによると ART適応ののなかでも(40歳以上除外)
子宮内膜症や原因不明の人は
卵管因子・男性因子・抗精子抗体と比較すると血流が下がっていた。
手術既往においては骨盤内手術既往は最も低下していたが、
腹腔鏡検査や虫垂手術、手術既往歴なしに変化はなかった。
また卵巣癒着が高度になるに従い卵巣血流は低下したとのこと。
血流をよくさせるためにHCG注射やARTが有効であると締めくくられている。
しかしHCG自体その時期に体内に存在しない物質であることからKLCでは卵巣機能改善や卵質のアップに疑問をなげかけて独自の治療をしている。
針灸の活躍の場所がありそうだ。
当院でおながが硬い方に施している鍼治療はいかがだろうか。
子宮・卵巣の血流をものすごく改善させているとおもう。
artがだめでも、自然妊娠をする人が多いのだから・・・
改訂4版 進化していく体外受精プログレスは2005年4月に出版された本ですが、われわれ専門家にはとても重宝する本です。
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