A&M通信 ~第8回 コミュニケーション課題解決について~ - 対人力・コミュニケーション研修 - 専門家プロファイル

中山 幹男
株式会社A&Mコンサルト 代表取締役
大阪府
経営コンサルタント

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対象:ビジネススキル研修

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A&M通信 ~第8回 コミュニケーション課題解決について~

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経営コンサルティング 組織

 当社とコラボレーションを組んでいるビジネスプラスサポート社と共同で経営後継者・経営幹部養成塾を開催した。第二回目の講座でコミュニケーション、リーダーシップについてビジネスプラスサポート社代表の藤井先生にお願いした。最近、色々なコンサルティング場面で企業のコミュニケーションの課題を聞く。上司と部下、部門間等コミュニケーションが取れない悩みが増えている。藤井先生に伺ってもコミュニケーションのテーマでの研修が最近、非常に多い様である。


  この要因はさまざまあると思うが、私は次の三つが主要因ではないかと思う。一つ目はITの進化である。従来は人と人がFACE TO FACEで話をしたり、議論をしていたが、パソコンのメールに始まり、情報システムを使った仕組み等により、話をする必要が少なくなった事が一つ目の要因と思う。コミュニケーションは本来、直接あって顔を見ながら話をする事、聞く事により図れると考える。二つ目は企業の経営の効率化により、社員旅行、運動会、親睦会等の自然にコミュニケーションが図れる「フォーマルな場」がなくなった事。三つ目は仕事が終わってから飲み会等みんなで仕事の愚痴を言い合ったり、組織を飛び越えて真剣に仕事の議論をするような「インフォーマルな場」がなくなった事が要因と考える。

 トヨタは色々な「インフォーマルネットワーク」を作り、このコミュニケーションの問題を解決している。仕事が終わってからの食事会、会社の中の同期会、同じ大学の同窓会、役員と一般社員の話し合いの場、色々な課題解決の為の研究会等である。コインの裏表のように「フォーマルな場」と「インフォーマルな場」を設定し日々改善できる仕組みを作っている。


  コミュニケーョンの改善を図る仕掛けは企業の体質、状況により色々あると思うが、基本的にはFACE TO FACEで本音が議論できる「フォーマルな場」そして「インフォーマルな場」をいかに作るかが重要だと考える。特にこの「インフォーマルな場」は1980年代に盛んに行なわれたQCサークル活動(小集団活動)がこの原点だと思う。現場の課題を解決する為に自主的にチームを作り、日々改善する活動を実施していた。残念ながら最近はこの活動を実践する企業はほとんどなくなったが、この有効性を再度見直しても良いと思う。


  現在、さまざまなクライアント先のコミュニケーションの課題解決の支援をしている。あるクライアント先では部屋のパーテーションをとり、大部屋化し全員が話をしやすい環境づくり、そしてフォーマルなプロジェクト活動による業務改善、種々のインフォーマルなネットワーク作りによるコミュニケーション改善を推進している。また、自主的なQCサークル活動の仕掛けを依頼されている企業もある。今後「やらせ」ではない自主的、自立的な活動の仕掛けをいかに造るかを観点にコミュニケーション改善を図って行きたいと思う。

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