- 青木 恵美子
- AAプランニング 代表取締役
- 神奈川県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
廊下とドアの錠だということはお分かりになると思います。
実は2世帯住宅の各世帯を通じるドアと錠です。
今までご紹介の2世帯住宅ですが、1階はそれぞれ玄関があり、各世帯間で通じている場所はありません。
各世帯が通じているのは、2階のこの1枚のドアのみです。
ドアの奥に見えるのは、親世帯の2階のリビングです。手前が子世帯の吹き抜けに面する廊下といいますか、ブリッジです。
そこで、、、私達が考えました事は、このドアの錠です。錠のどっちを勝たせるか?
つまりどちらから施錠するか? が問題になりました。
結果、両方に錠を。。 つまり2個両側にそれぞれに錠をかけられるようにしました。
いくら親子とはいえ、それぞれの家庭ですので、さりげなく一線を持たせよう。と配慮しました。
表示錠(トイレなどに使う)にしておけば、赤であれば「今は入って欲しくないのね。」と傷つかないという訳です。ドアを開けようとして開かない!といってガタガタすることもないでしょうし。。。
特に息子家族と同居する時は、このような細かい配慮が必要でしょう。。。(嫁姑問題を未然に防ぐ為に?)
そんな小さな生活への設計上の配慮が、さりげなく幸せな家族を創る! と信じています。
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