今日のためではなく、明日のために何をするか

昨年に引き続き、我が母校法政大学で、日税連寄付講座の講師として
「税務調査」と「税務訴訟」の話をしてきました。

ノドの不調のため、マスクをしたままで講義させて頂きましたが、
マスク越しは調子が出ないですね。
来年は体調をしっかり整えて準備したいですね。

かなり実務的な話になってしまったので、学生には若干ツライ
ところだったかもしれませんが、私語も睡眠者も少なく、
その点ではホッとしましたね。

私の論調は、他の講師を務められた先輩方と若干異なるので、
戸惑いもあったかもしれませんね。
税理士のビジネスモデルが変わってきている時期だけに、税額計算だけ
ではなく、経営に対するアドバイスまで対応できる実務家を目指して
くれる後輩たちが多く出てくれることを願いたいところです。

私の講義は、どこでもわざとやっている部分があるのですが、
前置きの話が長すぎるきらいがあります。
昨日は、自己紹介も兼ねて、夢を具体化することの大切さを伝えました。

私は大学受験時代、英語の偏差値が28.6からスタートしましたし、
多くの挫折を乗り越えてきました。
遠回りをしたことに後悔はないですし、私の貴重な成功体験にもつながって
いますが、好き好んで遠回りする必要はないでしょうね。
後輩たちには、自分の夢に向かって、最短距離を走ってもらいたいものです。

夢は見るだけではなく、叶えるために今何ができるのか、を考えることが
大切です。今日のために何をするかではなく、明日のために何をするか。

人間、本気になれば、かなりのことができるようになるはずです。
私は2度倒れるくらいに頑張って、大学の講師を務めさせて頂いています。
税理士としてまだまだ発展途上ですし、研究者としてもひよっこですが、
70、80になった時に後悔しないためにも、やれる限り頑張りたいですね。