- 宮原 謙治
- 霧島住宅株式会社
- 工務店
対象:住宅設計・構造
講師は、冨田辰雄環境工学博士(HSG会主)です。
HSGの住宅設計は、幸せを生む住まいの設計であるということなくしては考えられない。
幸せを生む住まいは、環境設計であり、間取り計画は、環境配分であり、窓のとり方も重要なポイントである。
環境設計をすれば、一般的住宅設計と比べて、凸凹の外観になるが、そのメリットとデメリットをよく研究することである。
建築費が高くつという声があるが、室内通気と日照はどうであるかをしっかりつかめば、答えは出てくる。
居室には、一日二時間以上の日照を取り入れることである。『風邪は万病の元』『病は気から』という諺がそのことを実証しているではないか。
伝統科学(歴史の証明)に、照らし合わせてみれば、自然お恩恵を享受することの素晴らしさが見えてくるではないか?
人間は、『空気中の酸素を吸って生きている。』ということを、拒絶した現代住宅で、家庭の悲劇や不祥事が多発している。
劣悪な家庭環境の結果であり、様々な社会現象の根源は住宅という中心的生活環境である。
家庭環境は、自然環境と社会環境が凝縮されたものであり、人生の拠点・運命の起点・社会の原点であるゆえに、家造りを生業とする住宅屋としての責任と使命がそこにある。
等など、大変高度で中身の濃い師範研修でした。