物置小屋をリビングスタジオに。 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

大塚 泰子
有限会社ノアノア空間工房 代表取締役
東京都
建築家

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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物置小屋をリビングスタジオに。

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そうだ!リノベーションしよう!
私の仕事場は、初めはビルの屋上の物置小屋、ペントハウスでした。前に勤めていた会社がここから自転車で15分のところにあったため、仕事や飲み会で夜遅くなった時はこの物置小屋で寝ていました。

ある時、大雨が降って外の排水溝がつまっていたため床上浸水になりました。
その後、また雨が降ったとき、サッシと壁の隙間から水がジャーとすごい勢いで部屋の中へ。なんだろうと思い調べてみると、屋根の雨どいにごみがたまっていて水がちゃんと流れなかったのです。しばらく経つと床がふかふかとなり、とうとう穴があき、壁紙もはがれてきました。

待ってましたとばかりに私の登場。工事するなら私に任せなさい!私だけがワクワクでした。というのも私は密かにリノベーションを企てていたから。

ここでいうリノベーションとは、
「一つの部屋をみんなでシェアして使おうよ。」という一つの空間の多様性すなわち、フレキシブルな空間をつくるということ。日中は母の日本舞踊のお教室に、夜は私のリビング・キッチンとして使えるように。そして、今となっては私の仕事場にもなっている訳ですから、あの、寝るだけの物置小屋からは想像できません。
もしリフォームで終わっていたとしたら、床や壁は小奇麗になっても物置小屋は物置小屋のままなのです。