今回のコラムは、傷病名に応じた給付金が受け取れる医療保険が今後の主流になるのではないかというお話をさせていただきます。
現在の医療保険の主流は、入院すれば一日5,000円や1万円の給付金が受け取れ、手術をすれば給付金が受け取れるという内容です。
ところが、最近の医療現場では、平均入院日数が短縮されてきていますので、保険で受け取れる給付金は少なくなってきています。
一般病床の平均入院日数は17.9日にまで短縮。
15年前の一般病床の平均入院日数は35日でしたので、15年で約半分になってきたという現状。
アメリカでは一般病床の平均入院日数は6日。ドイツで10日。
日本においても、今後更に平均入院日数は短縮傾向にあるといわれています。
逆に、入院1日あたりの自己負担額が増加傾向にある日本の医療環境。
また、公的医療保険の財政状況を考えれば、自己負担額も上がってくるのは明らかですから、患者が支払う医療費は高額になってきます。
現状、また将来に渡り日本の医療状況を考えれば、従来型の「入院1日あたりいくら」という日額給付タイプの医療保険だけでは、入院にかかる費用を十分にカバーできないリスクが高まってきています。
こうした医療環境に対応することができる入院保険として、入院日数に左右されず、診断された傷病名に応じてまとまった給付金を一時金として支払うという新しいタイプの医療保険が注目されてきています。
AIGスター生命は、以前から傷病名に応じた給付金を支払う医療保険を販売していましたが、昨年末にバージョンアップして「診断革命」という名前で新発売となりました。
○給付金例(基本給付金額5万円のタイプの場合)
クモ膜下出血、脳梗塞、脳内出血:50万円
高血圧症:15万円
糖尿病:20万円
消化性潰瘍(胃、十二指腸など):25万円
食道・胃・結腸の悪性新生物:15万円
慢性肝炎:50万円
尿路結石:10万円
乳房・女性器の悪性新生物:10万円
子宮内膜症:10万円
帝王切開:5万円
骨粗しょう症:40万円
インフルエンザ:15万円
※注目はインフルエンザでも給付金対象になるということ。
注意点としましては、入院をするというのが条件になりますので、通院だけでは給付対象にはなりません。
今後このパターンの医療保険が主流になる可能性は充分にあります。
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