- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
そこにヒノキの柱が乗っている。
この御影の束石は「楽天市場」で安く購入したものである。
既製の束石にはほぞ穴があるだけ、というのが普通で、
ということは、昔から束石には柱が緊結されていた訳ではなく、
ただ、乗っていた、ということである。
昔は重い瓦葺きの屋根が普通だったから、
風の吹き上げで束石から柱が抜ける、ということもなかったのかもしれない。
しかし、今はそうもいかないから、抜けない様にしなければならない。
ここでは、束石のほぞ穴の中にドリルで穴をあけ、
そこに長いボルトを通してケミカルアンカーとし、
DーBOLTで引張り、固定した。