- 渡邉 松男
- 株式会社松岡建築設計事務所 代表取締役社長
- 建築家
対象:住宅設計・構造
『社長、事務所のエアコンが壊れたので、
更新したい。』と申請があった。
ちょっと乱暴な見解となるが、
『COP5』とかいった超高性能なエアコンでも、
フィルターの清掃が満足でないと、
空調性能(電気代も)が大幅に低下する。
繰り返しになるが、
いくら『高性能なエアコン』でも、
使い方が間違っていれば、
低炭素社会にはほど遠い。
そんなことを考えていたら、
『エコ・タイヤ』のことを思い出す。
その性能比較で『転がり抵抗』試験ってのがあって、
私が愛用する『スポーツタイヤ』よりも、
33パーセントほど余計に転がる。
さらに、
『標準的タイヤ』と比較すると、25パーセントになる。
燃費に換算すると、
『スポーツタイヤ』比21パーセント改善し、
『標準タイヤ』比5パーセント改善される。
そして案の定、
『エアコン』同様に『指定空気圧』が不足していたら、
燃費も転がり抵抗も標準タイヤとかわらなくなる。
『高性能な商品』は、
しっかりと使い方をまもらないと目指す性能は発揮しない。
なんとなく、『家の使い方』に通じるものがある。
『お引き渡し』時には、
『住まいの管理手帳』を基本に解説させて頂いているが、
入居後も、
そのアドバイスは繰り返させていただかないといけませんね。
『24時間換気システム』、
吸入口のフィルターは定期的にお掃除してほしいです。
必要なはずの『新鮮な空気?』が無料?で導入できますね。