新日本製鉄の安全研修の取組みに学ぶ - 企業法務全般 - 専門家プロファイル

尾上 雅典
行政書士エース環境法務事務所 
大阪府
行政書士

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村田 英幸
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(弁護士)
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閲覧数順 2016年12月07日更新

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新日本製鉄の安全研修の取組みに学ぶ

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 1月19日付の日本経済新聞で、新日本製鉄の安全研修に対する取組みが紹介されていました。

 記事によると、新日本製鉄は工場の安全対策を拡充し、安全講習の回数を倍増させるほか、事故の模擬体験ができる研修施設を建築するとのこと。

 新日本製鉄の取組みで素晴らしいと思ったのは

 「感電」や「高所からの落下」などを、全作業員に実際に体験させ、安全に対する意識を体にしみ込ませる取組みをしようとしているところです。

 もちろん、本当に高所から落下してしまうと命がいくつあっても足りませんので、安全帯をつけた上での模擬体験のようですが(笑)。

 模擬体験とは言え、落下の恐怖は十分に体感できると思いますので、研修を受ける前よりも、安全に対する意識が向上することは間違いありません。

 これだけなら、労働者個人の意識に安全確保を委ねた単なる精神論になってしまいますが、「事故が起こりにくい設備」や「事故が起こったとしても、軽微な事故でくいとめられるような設備」などに、積極的に設備投資するとのことです。

 安全意識の醸成と同時に、事故が起こりにくい環境やシステムを構築していく上で、大きなヒントになる取組みですね。

 新日本製鉄の取組みには、大企業だからこそできる内容が含まれていると思いますが、ちょっとした動線の見直しが恒久的な安全対策につながることも多いので、大企業以外も諦めることなく方法を探ることが大切ですね。


 廃棄物管理面では、落下事故のように命を失いかねないリスクというものはありませんが、「不法投棄」や「委託先での不適正処理」など、企業のイメージを著しく傷つけかねないリスクが存在します。

 どの企業も安全対策には熱心に取り組んでいますが、廃棄物管理面に限って言えば、リスクを過小評価し、何の対策も立てていない企業が多いのではないでしょうか。

 リスク対策の基本は、まず「リスクの存在を知る」ことから始まります!



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