- 長谷川 進
- 神奈川県
- 経営コンサルタント
-
080-5450-9751
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
今日はSaaS/ASPについてのお話です。
日経マーケット・アクセスは2009年8月、企業の情報システム担当者を対象に「SaaS/ASP利用実態調査」を実施しました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20091030/339796/?ST=cloud
SaaS/ASPの問題点
・60%のユーザーが「今の事業者を使い続ける」と回答するなど、SaaS/ASPユーザーのロイヤリティは比較的高い
・SaaS/ASPサービス採用後に感じている不安や問題点は、ネットワークとカスタマイズである
・SaaS/ASPサービス採用前の不安は、可用性とセキュリティである
SaaS/ASPユーザーの実感が語られています。
まず注目したいのは、SaaS/ASPユーザーのロイヤリティが比較的高いことです。
採用前は、インターネットを使ったサービスに対する敷居の高さを感じていたユーザーであっても、実際使ってみると「違和感なく使えるね」「結構使えるね」と感じているユーザーが多いのでしょう。
この点については、更なる啓蒙活動やお手軽なお試しサービスの充実などに期待したいところです。
不安や問題点については、サービス採用後には、より実務的な側面が強くなっていると言えるでしょう。
SaaS/ASPのサービス形態から、ネットワークの問題が可用性の問題の一番のポイントになるわけですし、実際利用してみると使い勝手や自社の業務との関係から「カスタマイズ」についての問題意識が高まるわけです。
セキュリティについては、採用前の漠然としたインターネットに対するセキュリティの不安の大きさが、サービス採用後にはあまり気にならなくなったということなのでしょう。
インターネットセキュリティ技術や運用管理の仕組みが確立されてきている時代ですので、中小企業にとってはSaaS/ASPの導入を検討してみる価値は十分あるはずです。
横浜で働く中小企業診断士長谷川進のブログ
このコラムの執筆専門家
- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
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