キッチンのデザインスタイル(6) - 住宅設備全般 - 専門家プロファイル

近藤 壯一郎
台所計画工房 キッチンスペシャリスト
神奈川県
リフォームコーディネーター

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設備

大谷 正浩
大谷 正浩
(住宅設備コーディネーター)
松本 秀守
(住宅設備コーディネーター)
石橋 大右
(住宅設備コーディネーター)

閲覧数順 2016年12月02日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

キッチンのデザインスタイル(6)

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設備
  3. 住宅設備全般
たかがキッチン、されどキッチン キッチンはオーダーメイドが当たり前
5. トランジショナル(Transitional 折衷型)



これは、すっきりとしてまるで飾り気のないモダンデザインよりも温かみのあるアットホームな雰囲気、でも装飾部材を多用した伝統様式よりも少し現代風という折衷型のスタイルです。



北米では最近人気が上がっているスタイルで、このスタイルのキッチンが設置されているとその家のリセールバリューが高くなるともいわれています。



一口に折衷型といってもやはりいくつかの違うデザインがあります。






まず、アールヌーボー(Art Nouveau)とアールデコ(Art Deco)。



ギリシャやローマといったいにしえのデザイン様式を脱し、18世紀後半の産業革命によってもたらされたモダニズムに影響を受けたデザインで、むくの木や木目を強調しつつ、洗練された上品さをかもし出しています。






続いてアーツ&クラフツ(Arts & Crafts)。



伝統様式のデザインですが、ごてごてした装飾はなく、幾何学的な縦と横のラインを強調したスタイルです。そしてやはり、木や他の自然素材が積極的、優先的に使われます。






もう一つは、ちょっとテイストが違いますが、モダンレトロ(Modern Retro)。



1950年代のSF映画で描かれた「50年後の世界」に登場する住宅や家具、という感じでしょうか。でも実際の50年後、2000年には映画のようなSFチックな住宅はありませんでしたね。



最先端と古き良き時代がぶつかってできたようなデザインとも言えます。50年代のアメ車のような曲線を誇張した「流線型」とピカピカに磨かれたメタルのアクセサリーなどが特徴です。






以上、6回にわたって北米のキッチンデザインスタイルについてご紹介しましたがいかがだったでしょう?



日本にはキッチンデザインがない、と言ってもいいくらいみんな同じような表情のキッチンしか見られないのは寂しい限りです。



どうして日本独自の伝統的デザインのキャビネットが作れないのでしょうか?



昔の民芸家具などのデザインを取り入れたキッチンが出てきてもいいのではと思います。だれもやらないようなら、私たち、台所計画工房が作りますよ。