キッチンのデザインスタイル(2) - 住宅設備全般 - 専門家プロファイル

近藤 壯一郎
台所計画工房 キッチンスペシャリスト
神奈川県
リフォームコーディネーター

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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キッチンのデザインスタイル(2)

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たかがキッチン、されどキッチン キッチンはオーダーメイドが当たり前
北米ではキッチンのデザインスタイルは建物や家具の様式に合わせるのが一般的で、大きく分けると7つくらいの形式があります。



1.トラディショナル



北米のキッチンデザインの「基本」とも言うべきスタイルで、20世紀以前のアメリカの伝統デザインを踏襲するものです。



たとえば、バーバリーのトレンチコートやリーヴァイスの501ジーンズのように、時間の経過に左右されない確固とした保守的なデザインスタイルとも言えますね。



そして、一口に「トラディショナル」と言っても、いろいろなスタイルが含まれます。



たとえば「アメリカンコロニアル」、「ジョージアン」、「フェデラル」、「ケープコッド」などで、それぞれ細かい部分で違いがあるようです。



ただ、そのあたりの細かい違いについては、インテリアデザインを研究する専門家にお任せしたいと思いますが。



私たちはそういう名前のスタイルがあるということだけ知っていればいいでしょう。



このスタイルのキッチンの特徴として、キャビネットはフレーム付、扉はむくの框組み浮彫パネル、上部にクラウン(王冠)モールディングというのがマストアイテム(必須)になります。



また、キャビネットに組み込む機器のデザインもスタイルを決定するのに影響するのですが、トラディショナルスタイルのキッチンに合う機器ということになると、日本にはあまり選択肢がありません。



強いて探せば、シンクや水栓ではアメリカ・コーラー社製品というところでしょうか。



日本ではアメリカンスタイルのキッチンは一般的でなく、そういうデザインの部材を探すのには苦労します。