- 各務 謙司
- カガミ建築計画 建築家
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
設計者お盆休みを満喫していた間も、
着実に進んでいます。
床暖房
ちょうどお盆前までに、床暖房の敷設が終了いたしました。
今回採用したのは、リノベーション前から使われていた、
東京ガスのTESシステムです。
TESはパネル方式の敷設なので、''細かい部分の融通''が利かない、
不便もありますが、工事時間の短縮と、''システムの簡略化''を目指しての
採用です。
因みに、新設の床暖房では、手間は掛かりますが、
架橋ポリエチレンパイプと''発泡スチロール''の組み合わせの
床暖システムを使ってきました。
特注のパネルの製作も意外と簡単かつ安価に出来るのですが、
既成のパネルをきちんとレイアウトした方が、
やはり簡易なので、その方針で進めました。
広いリビングなので、壁付けのコンセントだけでは不足なので、
床付けコンセントも使うことになり、
その位置を上手く避けながら、パネルレイアウトを行いました。
フローリング張りの開始
お盆があけて、フローリング張りが開始されました。
張るに当たっては、何を基準にどの位置から張り始めるのか、
そしてどのくらいずつずらしながら張るのかを、
工務店の現場担当者の樋口さんと打ち合わせました。
基準ラインは、広いリビングに取るのではなく、
玄関入って直ぐの玄関ホールに取ることとしました。
広い部屋では気にならない半端寸法でも、
狭い部屋では気になってくるので、このように指定しました。
また、ずらし方も無駄が少ない''1/3方式''としています。
フローリングは、スカンジナビアンフローリングの
三層フローリングです。''低温床暖房との相性''が良く、
精度も高く、何よりも''広幅で美しい''ので、
最近の定番となっています。
189ミリの広幅は、広いリビングをより広く見せ、
厚さ4ミリの''オーク(ナラ)無節の表面材''は、
無垢といってもおかしくない重厚な仕上げ感です。
仕上げもホワイトオイルとなっているので、
一般的なウレタン仕上と比較すると、
肌触りも自然な感じで、とても美しい仕上げです。
ちょうど本日から張り始めとなりましたが、
大工もフローリングの精度の良さには、
喜んでいました。
完成後の様子はこちらをご覧ください。
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