木材の腐朽 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

佐藤 靖生
有限会社佐藤靖生建築研究室 
建築家
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腐朽というとなんだか難しい感じですね。建築の言葉って
やたらと漢字や4文字熟語みたいな言葉が多いのも
お客さんにとって分かりづらい要因でしょう。かく言う私も
簡単な表現を心がけていますが、なかなか直りません。

さて、本題の腐朽とは腐ると言う事です。
木は一般に腐りやすい事になっていますが、古い社寺建築が
何百年もの時の流れにもか関わらず元気なのはなぜでしょう?

木を腐らせる原因は「腐朽菌」などによるものです。菌類は湿気が
大好きなので、木材に湿気は大敵です。
しかし面白いことに完全に水の中に浸かっている木材は腐りづら
いのです。不思議ですよね。

公園の池に木の杭(くい)が打ち込んである風景を見た事が有る方も
多いでしょう。よーく見ると、水面近い所だけ腐っていて
細く「くびれて」いますので、今度気に留めてみて下さい。

なぜ水の中は腐らないで、水面の上下だけ腐るのでしょう?
それは腐朽菌は乾燥と湿潤、簡単に言いますと乾いたり濡れたり
する環境が好きなのです。

実際の家の中に木材が水に浸かりっぱなしと言う事など有りま
せんので、例外ですが乾燥していれば木は腐らないのです。
いかに木材を乾燥した状態に保つかが、家のメンテナンスの第一歩
です。ではどうすれば良いかは別の機会に譲ります。

今回のコラムは木材の腐朽の豆知識として,書かせていただきました。


佐藤靖生建築研究室
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