サイコパス(反社会性人格障害者)の特徴と対処法 - キャリアコーチング - 専門家プロファイル

阿妻 靖史
パーソナルコーチ

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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サイコパス(反社会性人格障害者)の特徴と対処法

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サイコパス、ソシオパス、精神病質者はほぼ同じことを表現しています。そしてDSM−IVでは「反社会性人格障害」という精神疾患の名前がついています。

Wikipediaより引用:

(犯罪心理学者ロバート・D・ヘア(en:Robert D. Hare)の定義によるもの)
反社会性人格障害(はんしゃかいせいじんかくしょうがい、Antisocial Personality Disorder)とは、他者の権利や感情を無神経に軽視する人格障害である。人に対しては不誠実で、欺瞞に満ちた言動をする(嘘をつく)傾向がある。以前は精神病質人格、社会病質人格(いわゆるサイコパス、ソシオパス)と呼ばれていた。この人格障害は男性に多いとされる。


  心理学用語集の記事 サイコパス ソシオパス 精神病質 も参照してください。

サイコパスの特徴は、「良心がない」こと。私たちは、相手の気分を害したら「あ、悪いことをしたな」と感じるものですが、サイコパスには、相手の気分を害したときに罪悪感を感じる能力がないということが分かっています。相手に嘘をついてだましても罪悪感を感じることがないのです。良心だけでなく「愛着」を感じることがないのです。相手の喜びを、自分の喜びと感じる心が元々欠如しているのが、サイコパスの本質です。

サイコパスに利用されやすい人は、愛情が深い人と言われており、看護師、介護などのソーシャルサービス、カウンセラーなどのメンタルサポートのお仕事など、他人に愛情をかける仕事に就いている人が、サイコパスに利用されることが多いと言われています。これは、あくまでサイコパスが25人に1人いる北米での話ですが、ずっと割合は低いとは言え、日本においても、サイコパスが存在することは頭の隅に置いておくことが必要でしょう。

サイコパスを治療する有効な方法は今のところありません。
私が愛情をかけたら、彼も変わってくれるかもしれない、そういう考え方で、散々利用されてしまうという可能性がありますので、十分注意する必要があります。

幼少時の愛情不足から、サイコパスに似ている性格が形成されることもあるようです。サイコパスと見分けるのは素人には不可能ですし、見分ける意味はありません。

サイコパスに利用されやすい性格的特徴を挙げておきますので、自分が当てはまると思う場合は、よくよく注意して、自分を守る心の力をつける、危ない人には近づかない、サイコパスの可能性が高いと思ったら、すぐに距離を取り連絡を絶つなどの対処をすることをオススメします。

サイコパスに利用されやすい人の性格的特徴
・自分に自信がない
・他人に責められることを強く怖れている
・自分を犠牲にしても、相手の希望を優先してしまう
・罪悪感を感じやすい
・捨てられるのが怖い
・孤独が非常に苦手
・自分の意見を「キッパリ」言うことが苦手

一旦恋人同士になり、あるいは結婚してから、二人がうまく行くための方法は、いわゆる道徳観、倫理観に沿った、「相手を信用する」「自分より、(ときには)相手を優先する」「相手の幸せを喜ぶ」「不平不満をぶつけない」などの、「思いやり」「利他の心」を軸にしたものですが、この傾向が強い人ほど、サイコパスに利用されやすいというのは皮肉な結果です。

私たちは、信頼のおける相手に対しては「思いやり」「利他の心」で対応し、その一方で、自分と自分の大切な人を守るために、サイコパスとは距離をとるなどの、防衛策も必要なのです。