株式マーケット09年6月 - 保険選び - 専門家プロファイル

山本 俊樹
インテグリティ株式会社 
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2016年12月08日更新

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株式マーケット09年6月

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やさしい経済の話し 株式マーケット

あっさりと1万円突破 しかし、・・・


6月12日の日経平均株価は、昨年10月7日以来8ヶ月ぶりに1万円を回復した。
5,6月と底割れが懸念され悲観論が蔓延していたが、結局は昨年10月と今年3月の7000円台を下値にダブルボトムを形成して上抜けしたチャートとなった。チャート的には非常にいい形となっている。半年以上、7000-9500のレンジ相場がもう一段上でのレンジを形成できるかが今後注目されるところである。

株式市場の上昇の背景には、今回のレポートでも見てきたように、日米欧ともに底入れを期待されるような経済指標の発表が相次いでいることにある。

昨年の金融危機以来、世界の株式時価総額は最低だった2月末の28兆8000億ドルから10兆ドル(約980兆円)近く増加したことになる。今回の金融危機では、G20はじめ世界各国がサミットなどを通じて一斉に積極的な財政出動による景気対策を実施して協調体制をとってきた。また、新興国支援体制が明確化されたことも信用リスク低減に大いに寄与したものと思われる。為替においては、新興国通貨が急激に買い戻され、インドや中国株式市場も急激にリバウンドしている。

このような流れの中、日本株式市場もあっさりと1万円の壁を抜けてきた。ただ、このまま1万円を下値とした新しいレンジを形成できるかは、やや疑問視される。米国、ユーロともに底入れ間近とも見られるが、まだ安心できるものではない。そして、何よりも日本企業の業況も完全に回復しているものではなく、あくまでも最悪期を脱したに過ぎない。1-3月期の法人企業統計では、経常利益が前年同期比▲69%と7四半期連続での減益。2010年3月期の予想についても▲8.4%の減益見通しと厳しい状況である。こうしたことから、日本の株式市場は決して割安感のあるものではない。むしろ予想PERは約30倍と欧米に比べ突出して高くなっている。

米国、日本においては景気刺激策の効果がこれから本格的に現れてくるので、その状況を見極める必要があろう。しばらくは、次のステップの足固めとして、8500〜11000のレンジを形成すると予想する。