お客様をその気にさせる演出 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

渡邉 康弘
繁盛店コンサルタント
茨城県
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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お客様をその気にさせる演出

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繁盛店づくりのヒント

繁盛店コンサルタント「渡邉康弘の視点」



こんにちは
繁盛店コンサルタント渡邉康弘です。

今回の「渡邉康弘の視点」は
お客様をその気にさせる演出について、考えてみたいと思います。


人は意識することで、今まで気付かなかったことに目が行ったり
新しいものを感じたりします。

その反対に、興味の無いものや注目していないものには意識が向かわず
特別な印象を抱くことも、あまり多くはないと言えます。


お店の営業でも、このことは当てはまります。

例え美味しいものであっても、さほど記憶に残せなかったり
せっかくの自慢であっても、大きな驚きを得られなかったり
当然、印象に残らず、記憶は時間の経過と共に薄れていってしまいます。

お客様の記憶に留めておくためには、特別な働きかけが必要であり
それともう一つ、大切なものがあります。

それが、お客様の気持ちを積極的にさせる働きかけ。
即ち、「その気にさせる」演出なのです。


例えば、分かりやすい例で説明すると、温泉の効能書きがあります。
温泉に行く時にはだいたいの方が「癒されたい」「リラックスしたい」
という、積極的な目的や意識を持って出かけていると思います。

そのような意識の時に温泉の効能書きを読めば、記載されている効能に対して
効果を感じようと意識して入浴します。

そんな時には、温泉が体の芯まで沁み込んでいくような感じになり
本当に、効能通り効いてくるから不思議です。

まさにこれが、お客様が「その気」になった瞬間です。


それでは、飲食店にとってはどうでしょう。



美味しいものを本当に美味しくする魔法の調味料



新鮮な食材、こだわりの材料、手間隙かけた製法、独自の調合による秘伝のタレ。
そのどれもが神秘であり、お客様にとってその気にさせるキーワードとなります。

お店が自信を持っていて、特にお客様に感じて欲しい部分に意識を向かせることで
新鮮な食材はより新鮮に感じ、こだわりの材料は付加価値に変わり
手間隙かけた製法は満足感に変わり、秘伝のタレはお客様の心をいつまでも
惹き付ける、欠かすことのできないキーワードになるのです。

そのどれもが、特別な意識によって、さらに美味しい気持ちにさせてくれます。


そして、そのキーワードの効果を上げるためには
お客様の気持ちを「その気」にさせる仕掛けが必要になります。


それは、お店それぞれのカラーとなりますが

「今日は、みんなと楽しむぞ」だったり
「今日は、美味しい料理を味わうぞ」だったり
「今日は、ちょっと贅沢な気分に浸るぞ」だったり、様々です。

お店の醸し出す雰囲気で、お客様を「その気」にさせることにより
特色、さらには魅力となるキーワードに、意識を持っていくことができるのです。

特色やウリは、良いというだけでは、魅力としてその価値を最大限に発揮しません。
意識させ、また意識することによって、お客様が「その気」になった瞬間
その効果が最も強く発揮できるのです。


お客様の意識を「その気」にさせることで、美味しさは更に美味しさを増し
意識は更に研ぎ澄まされ、意識した魅力に感銘を受けることで
お客様は、そのお店、その味、その空間全ての熱烈なファンに変わっていくのです。


いかがでしたか?

これからも、繁盛店コンサルタント渡邉康弘は
飲食店コンサルティングの現場から
繁盛店づくりのヒントを、分かりやすく発信していきます。



株式会社インプレス http