- 尾上 雅典
- 行政書士エース環境法務事務所
- 大阪府
- 行政書士
対象:企業法務
- 尾上 雅典
- (行政書士)
- 河野 英仁
- (弁理士)
コミュニケーションの失敗事例から見る手続きのポイント
最近このコラムでもよく話題にしている「最終処分場の設置問題」に関して、気になる報道がありました。
読売新聞鹿児島地域版
湧水に最終処分場計画 鹿児島県「書類に不備」協議進まず
産業廃棄物の管理型最終処分場を設置したいとする事業者に対し、鹿児島県側が「書類に一部不備がある」という理由で、「事前協議」に関する書類を事業者に返却。
事業者は、「鹿児島県が事前協議に応じない以上、許可申請をせざるを得ない」と判断し、鹿児島県に対し、産業廃棄物処理施設の設置許可申請を行った
というケースです。
今回のケースにはたくさんの問題点が含まれていますが、大きく分けると、以下の3つに大別することが可能です。
問題点1
鹿児島県と事業者の間で、コミュニケーションがうまく取れていない点
問題点2
事前協議を経ない、事業者側の許可申請は合法か否か
問題点3
地元市長の懸念にどう応えていくのか
次回以降のコラムで、上記の問題点を個別に検討してまいります。