廃棄物処理施設設置許可申請の留意点(1) - 企業法務全般 - 専門家プロファイル

尾上 雅典
行政書士エース環境法務事務所 
大阪府
行政書士

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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廃棄物処理施設設置許可申請の留意点(1)

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コミュニケーションの失敗事例から見る手続きのポイント




 最近このコラムでもよく話題にしている「最終処分場の設置問題」に関して、気になる報道がありました。

 読売新聞鹿児島地域版
 湧水に最終処分場計画 鹿児島県「書類に不備」協議進まず

 産業廃棄物の管理型最終処分場を設置したいとする事業者に対し、鹿児島県側が「書類に一部不備がある」という理由で、「事前協議」に関する書類を事業者に返却。

 事業者は、「鹿児島県が事前協議に応じない以上、許可申請をせざるを得ない」と判断し、鹿児島県に対し、産業廃棄物処理施設の設置許可申請を行った

 というケースです。


 今回のケースにはたくさんの問題点が含まれていますが、大きく分けると、以下の3つに大別することが可能です。

問題点1
 鹿児島県と事業者の間で、コミュニケーションがうまく取れていない点

問題点2
 事前協議を経ない、事業者側の許可申請は合法か否か

問題点3
 地元市長の懸念にどう応えていくのか



 次回以降のコラムで、上記の問題点を個別に検討してまいります。