- 高坂 泰三
- 株式会社アドミクス 取締役
- Webプロデューサー
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
『 お客様目線』 のホームページって?
-
CMS (Movable Type)で、できること
2009-06-16 20:56
「ホームページは、あなたやあなたの会社のかわいい子供です」 と
お伝えさせていただきました。
これは、みなさんに愛情を持って、自分のホームページを育ててほしい
という思いで書かせていただきました。
ただ、もう一つお伝えしたい 「とても大切なこと」 があると感じています。
「ホームページは、お客様のもの」 ということです。
●お客様目線って?
いろんなビジネス書籍を開いてみても、「消費者目線」「ユーザー指向」が重要だ
というふうに、難しく書いてあります。
また、ニュースや新聞をにぎわした、食品偽装問題でも、消費者目線を失っていた
というような話をよく耳にしました。
それでは、ホームページページ制作における「お客様目線」 と聞かれて、
みなさんは、どのように考えられるでしょうか?
「ユーザビリティ」や「アクセシビリティ」という、技術的な定義もありますが、
私は、次のようなことだと考えています。
「お客様の目線の奥にあるウォンツやニーズ」を分かりやすく伝えること。
「知りたいなぁ」 「欲しいなぁ」 「便利だなぁ」
「楽しそうだなぁ」 「おいしそうだぁ」 「ラクしたいなぁ」・・・
このような、ウォンツやニーズを、解決してあげることではないでしょうか。
ところが、ついつい、知って欲しい情報や、伝えたい情報だけになってしまう。
みなさんもそんな経験ありませんか?
●ユーザーニーズの多様化
もちろん、企業やお店が、ホームページを持つ目的は、
「自社(自店)のことを知ってほしい」「商品のことを知ってほしい」
ということです。
自社の特徴やこだわり、商品の魅力を伝えて
「ファンになってもらいたい」 そして、''「ファンの輪を広げたい」''
と思っています。
しかし、今の世の中にはモノがあふれ、ほかの人とおなじモノを持ったり、
おなじ経験するだけでは、満足できない状況になっています。
「少種・大量生産」から「多種・少量生産」へ 移行していると言われています。
こうなると企業は、いろんな種類の商品やサービスを提供しないと、お客様から見放されてしまいます。
機能、デザイン、価格帯ごとに、お客様に合わせた商品が必要になってきています。
多様化するユーザーニーズを満たす情報 を提供しなければならない社会、と言えそうです。
ほんと、難しい社会ですよね。
◆インターネットの特性
・24時間365日 頑張る働き者。
・日本全国がマーケット。場合によっては世界も。
・情報量に制限がない。大量ページも可能。
・修正、変更が可能。
・最新情報をいち早く発信。
・コストも比較的安価。
・双方向のコミュニケーションが可能。
・個人でも簡単に発信。
※インターネットには、他のメディアにない素晴らしい魅力があります。
●変化する目線に合わせる、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)
もう一つ、やっかいなことがあると思っています。
「一人のお客様の目線が、日々変化している」ということです。
昨日まで欲しかったミニバン車が、今日はハイブリッド車になっている。
毎日テレビで見ていた芸人さんが、まったく見かけなくなった。
(ちょっと、違ってるかなぁ)
このように多様化し、変化する目線に合わせていくには、
これまでと同じやり方は通用しなくなってきました。
インターネットの積極的な活用が、欠かせなくなってきました。
少し難しく言うと
大量の情報をデータベース化し、お客様の目線に合わせて、分かりやすく
スピーディーに発信するシステム が必要とされてきました。
「CMS」(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるツールが
きっとみなさんを助けてくれる ことと思います。
●次回からはCMSについて、詳しく紹介していきますね。