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秀吉も知っていた「白米」の弊害とは・・?(3)

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(続き)・・脚気という病気は、白米の歴史と軌を一にしています。江戸時代の歴史書には、「江戸脚気」とか「江戸わずらい」といった病気の記述がよく登場します。このような記録は戦国時代以前には殆んど見られません。同じ江戸時代であっても、江戸や大坂のような大都市の富裕層に特有の病気であり、地方の農村地帯では珍しい病だったと記録されています。つまり元禄の頃から江戸や大坂では精米技術が普及し、一般人でも白米を食べるようになったのです。

これが明治になると一気に脚気が蔓延します。地方の農村も含めて全国民がこぞって白米を食べるようになり、おかずの少なさも相まって、脚気の患者が急増しました。特に有名なのが軍隊です。白米だけを腹いっぱい食べ、おかずはタクアン一切れ・・などという状態で日清戦争を戦い、約4000人の脚気の患者が出たと記録されています。

幕末に日本に来たオランダ人宣教師は、日本人の体格をみて「我々(白人)よりも小柄で貧弱な体格をもった民族だ」と評しました。それに対して戦国時代に日本に来たスペイン人宣教師は、日本人を評して「我々と同じくらいがっしりした体格で、健康的だ」と表現しました。実際に、江戸時代を通じて日本人の身長は5〜6cm低くなったという研究があります。同じ日本人の体格が時代によってこれだけ変わったのは、玄米から白米への嗜好の変化と無縁ではないでしょう。

戦後になり、肉や充分な量の野菜が食卓にのぼるようになり、脚気は明らかに減少しました。確かに肉や緑黄色野菜などにはビタミンB1が豊富で、その欠乏症にはなりにくくなりました。つまり白米のビタミンB1欠乏を、他の食材(おかず)によって穴埋めしているような構図です。これはたとえ白米を食べていようとも、まともなおかずを食べてさえいれば、決して脚気などにはならない・・という確信をもつに至りました。

ところが、ここ10〜20年前頃から若者を中心に再び「脚気」が蔓延してきたというから驚きです。脚気といっても以前のような、足が動かなくなるような典型的な症状ははっきりしませんが、「だるい」とか「イライラする」とかいう、どちらかというとメンタル面に症状が現れているようです。次回以降、この現象の原因と対策について考察してみたいと思います。
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