生活の舞台としての建築 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

村上 治彦
一級建築士事務所 村上建築設計室 代表
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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生活の舞台としての建築

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子どもと住環境
私には4歳の娘と2歳の息子がいます。
子育てを通して、保育園や子どもの施設などに行くようになり、
つくる立場だけでなく、使う立場で考えることが多くなりました。
我が子を通して、子どもの住環境への関心は増すばかり。
その点に関しては、子ども達に感謝です。

昨日は、用事があってある幼稚園へお伺いしました。
ちょうどお迎えの時間と重なり、
園庭は、子ども達とお母さん達、そして先生達のエネルギーで溢れていました。
一瞬にして、気持ちがそわそわと楽しくなってくる、
そんな「楽しさ」「気持ちのよさ」のある幼稚園でした。

それは、きっと職員と、保護者と、
そして、子ども達とが「楽しく」「気持ちのよい」関係だからなのだ、
と思います。
建物はその「場」を提供し、
「より楽しく」「より気持ちのよい」場所になるようにお手伝いをするに過ぎません。

まさに、家も同じ。
いい家が出来るから楽しい、気持ちがよいのではなく、
「楽しく、気持ちよく過ごせる家族の時間」が土台にあって、
より楽しく、より気持ちよく過ごすための舞台としていい家をつくる。
私達の仕事はそういうことだ、と、
幼稚園を見て改めて思いました。