- 西澤 靖夫
- 転職の個別サポート塾「ジョブレスキュー」 代表取締役
- 転職PRの専門家&キャリアカウンセラー
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042-302-6074
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
大学を卒業して入社した企業を、1年目~3年目で退職したい、転職したいと、お子様が考えている方へ、お伝えしたい注意点があります。
やっと入った企業を早くも退職したいなんて子供が言ったら、親としたら平静ではいられないですよね。当たり前だと思います。
その時に、親としての対応で注意したいのが、次の2点です。
1)決めつけない
2)丸飲みでOKしない
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辞めないで、3年間は頑張りなさい
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って、言いたくなりませんか?
退職や転職を考えることはダメではありません。むしろ、自分のキャリアを考え直す良い機会になります。自分自身と真剣に向き合って考え・行動したら大きく成長できるチャンスかもしれません。
それなのに、「3年間は辞めるな」と親が命令してしまって良いのでしょうか?
3年の根拠は何でしょうか?
石の上にも三年 ですか?
実は、私も長男には入社の際、そういう意味合いの言葉を伝えました。彼もそれを実行しているようです。
ですが、もし今、退職したいと意志表示してきたら、3年は頑張れとは言いません。
大切なのは、根拠の無い3年間ではなく、退職の理由を明確にして、今後のキャリア計画をしっかり立てることだと思います。
自分と真剣に向き合って考える作業は、逃げている気持ちではなかなか出来ないものです。
退職の理由も突き詰めていけば、本当の理由は別にあるのかもしれません。
また、その理由は、安易な転職では改善出来ないかもしれません。
そういうことを本人が認識した上で、決意した退職や転職なら、マイナスだけではなく、マイナスを補ってお釣りがくるプラスが生まれるかもしれません。
また、退職したい本当の理由が精神的に追い詰められる状況のケースなら、すぐに改善する対策を立てないとイケナイ場合もあると思います。
そういうことを理解せず、親が闇雲に「3年は頑張れ」と決めつけるのは如何なものかと思います。
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丸飲みOKは何故、注意なのか?
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なんとなく職場が嫌だから、もっと自分に合った仕事がありそうだから、という安易な感じの退職や転職の理由の場合、親が「嫌ならしょうがないわね。辞めちゃいなさい」的に肯定しまうのは危険です。
子供の言うことを否定せず話を聞き、共感するのは大事なことですが、丸飲みでOKを出すことは危険なのです。
今後、何か障害にぶつかった度に「お母(父)さんがいいって言ったから」という他責の温床を作ることになります。
子供の人生は子供のモノとして、自分に責任を持たせなくてはいけません。
障害を乗り越えていくことが成長につながると思いますが、障害から逃げることばかりを選択していたら、その後のキャリア人生が大きくズレてしまうかもしれません。
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大事なのは...
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子供が会社を辞めたいと言ったとき、親としては下記の項目の認識を持っていることだと思います。
1子供の意志を尊重する
2話は聞いて、共感する
3行動を決定づける決めつけをしない
4結論を出すためでなく、子供が深く考えるように質問をする
5何があっても帰れる場所があることを示す
如何ですか?
「会社を辞めたい」「転職したい」は、実は子供が成長していくのに、良い機会(転機)なのです。それに対しての向き合い方で、その後の成長度合いが大きく変わります。
転機が訪れたことをネガティブに考えず、反対に「ラッキー」と考え、親子で向き合っていけると良いですね。
とは言え、上記の4番は少々難しいかもしれません。また、親子特有のコミュニケーションの難しさもあります。
そういう時は、第三者であるプロ(私)を頼ってください。ご相談に乗ります。
お母様・お父様が、ご相談になりたい場合は、こちらをご覧ください。
このコラムの執筆専門家
- 西澤 靖夫
- (転職PRの専門家&キャリアカウンセラー)
- 転職の個別サポート塾「ジョブレスキュー」 代表取締役
転職の不安と悩みを自信に変えて、転職成功をサポートします!
私自身2回の転職で苦労した経験と、企業で3,000名の書類選考、500名の採用面接の経験から、「転職で悩む人を無くしたい」という想いで『転職の個別サポート塾』を経営し、9年間で既に1,000名以上のお客様の転職成功のお手伝いをしてきています。