- 石本 工
- 株式会社健康企画ゆるゆる 代表取締役
- 健康運動指導士
対象:老後・セカンドライフ
東洋医学では女性は7の倍数の年齢の節目で身体に変化が現れると言われています。
これによると、個人差はありますが、
7×7=49歳前後で閉経を迎え、大きく身体が変化していくということですね。
この時期、つまり閉経の前後5年ずつの期間を更年期と呼んでいます。
卵巣の機能が低下するので女性ホルモン(エストロゲン)が欠乏し、それによって生じる様々な身体の不調は更年期障害と呼ばれています。
冷えを感じすぎたり、または
ホットフラッシュと呼ばれ、のぼせるようにアツくなり汗がどっと出たり・・
眠れなくなったり、
倦怠感や無力感を感じたり、
逆にイライラしたりすぐ興奮したり・・・
疲れやすく、肩こりや腰痛など筋肉や関節の痛みや不調も多くなります。
また、泌尿生殖器の萎縮、骨量減少、脂質異常症、動脈硬化などの症状も現れてきます。
個人差がありその症状は多岐にわたり
数え上げれば200種類以上にもなるそうです。
これらの不快な症状を
「どうせ更年期だから・・・」とあきらめ、我慢してしまうことは禁物です。
更年期障害から逃げず、
不調に積極的に向き合って乗り越えていくことを考えていくことが大事です。
でも、あなた一人で頑張りすぎないこと。
無理しすぎてはますます症状は悪化します。
更年期特有の症状について
家族や職場は理解し、あたたかくサポートしてあげてくださいね。
更年期障害の症状緩和に効果的なことは、睡眠と運動です。
質の良い十分な睡眠は、自律神経系の不調を改善し、
睡眠中に分泌される成長ホルモンは筋肉や体全体の疲労を回復させます。
適度な運動は、代謝を高めて生活習慣病も予防し、閉経後にもろくなる骨を強くします。
特に有酸素運動と、無理のない筋トレが有効という研究報告がされています。
ウォーキングやジョギング、
自転車や水泳などの有酸素運動と、
自宅で簡単にできる腕立てふせ、腹筋運動、スクワットなどを組み合わせて、無理なく継続することが大事です。
また、症状が多岐にわたる更年期障害では、
身体全体の調子を整えていく東洋医学の考えが親和性が高いです。
漢方薬を処方してもらったり、
自分でできるツボ押しや、漢方茶などの飲用が有効です。
・・・というわけで、簡単にできるツボ押しポイントを紹介します。
合谷(ごうこく)
自律神経系を整えます。
親指と人差し指の又の頂点の人差指側の骨キワをぐーっと押します。
百会(ひゃくえ)
のぼせに特に有効です。頭のてっぺんをぐーっと3秒くらい押します。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの指4本くらい上の骨のキワをグッと押すとちょっと痛い部分です。
3秒くらいぐーっと押します。
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本日も最後までお読みいただいて
ありがとうございました。
ツライ時には、ぜひサロンにいらしてくださいね。
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セラピストJINでした。
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