- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:家計・ライフプラン
人生100年時代とよく言われれるようになりました。長生きできるようになることはいいことです。退職後、または子供が大きくなった後に今までなかった時間が手に入り、どんな楽しい生活をしようかと夢が膨らむのではないででしょうか。今までの人生でやりたくてもできなかったことをやってみたいですね。ただ、長生きすればするほど不安なのはお金です。「老後の生活は大丈夫なのだろうか」「もしかしたら、働き続けなければならないのではないだろうか」など不安がいっぱいです。そんな不安を解消してくれるかもしれないのが「リバース60」です。
60歳になり別の場所に住み替えをしたいが住宅ローンの返済ができるのか心配。年を取ったので家の中の段差をなくす、手すりを付けるなどのリフォーム資金が欲しい。サービス付き高齢者住宅の入居一時金が欲しい。残債が残っている住宅ローンの借り換えをして住宅ローンの支払いを減らしたいなどとまとまった資金を用意する方法として「リバース60」の活用があります。「リバース60」とは住宅及び土地を担保にお金を借りる制度です。毎月の返済は利息のみで元金は債務者が亡くなったときに相続人から一括返済をしてもらうか、担保物件の売却により返済するようになります。「リバース60」にはノンリコース型とリコース型があり、担保物件の売却代金で返済しても債務が残った場合にノンリコース型であれば、相続人は残った債務を返済する必要はありません。利率はノンリコース型のほうが高くなりますが、ほとんどの方がノンリコース型を選択しているようです。「リバース60」は、住宅金融支援機構と提携している民間の金融機関が取り扱います。よって、民間の金融機関と住宅金融支援機構の審査があります。注意点としては、変動金利のため市場金利が上昇すると金利が上昇して返済負担が増える可能性があるということです。また、借入限度が担保評価の50%~60%ぐらいなので新規購入などの場合には50%ぐらいの頭金が必要になってきます。そして、長生きすればするほど総支払利息が増えていきます。ただ、毎月の支払いが利息だけなので毎月の負担は減り、老後の生活の手助けにはなります。
人生100年時代、困らない老後のためにライフプランを考え、今後の収支状況を想定し、もし生活資金が厳しそうならば、持ち家を最後は手放さなくてはならなくなるかもしれませんが「リバース60」も選択肢の一つになってくるでしょう。利用条件など詳しくは下記のHPをご参照ください。
≪住宅金融支援機構リバース60≫
https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/yushihoken_revmo/index.html
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します
「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
このコラムに類似したコラム
住宅購入とライフプラン 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2021/08/27 17:46)
コロナ禍で考える住まいとライフプラン 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2020/09/04 16:56)
どうする人生100年時代? ~リバースモーゲージの活用~ 辻畑 憲男 - ファイナンシャルプランナー(2019/06/30 17:09)
仕送り16年連続減 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2017/04/25 15:19)
【専門家に聞く!】「ライフデザイン」とは何ですか? 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2016/01/10 10:00)