- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
前回の『競合対決』の話の中で、悔しい思いをしながらもノーメン・グループの強みを改めて実感したお話をしました。
今日はその『強み』のお話。
そもそもノーメンの泉とは何なのか。
それはノーメンが持つ、湧き出てくるような可能性を秘めた独自の強みです。
とりわけ大きな強みは、各国のグループ・ブランチと提携パートナー企業の16カ国に広がる拠点です。
以下の国々に、ノーメンの拠点が存在します。
フランス、ドイツ,イタリア,スペイン,スイス、クロアチア,ベルギー,オランダ、ルクセンブルグ、トルコ,中国,日本,イギリス、アメリカ、スェーデン、フィンランド
更に,世界193カ国(北朝鮮を除く)に言語学の専門家たちによって構成された言語サービスのネットワークIntercheck® Linguistic Check Servicesが確立され、世界中で候補ネームについての精度の高い言語的評価が可能です。
具体的な例を2つ挙げてみましょう。
まずインドの場合。
公用語のヒンディー語、英語(インド特有のなまり)だけでなく,第2公用語のベンガル語、グジャラティ語、マラヤーラム語、パンジャービー語、タミール語、ウルドゥー語なども含めて14言語をカバーできるのです。
名前だけでも面白いですよね。こんなに多くの言語が話されているのです。
この多くの言語のネイティブスピーカーによる言語チェックがIntercheck® Linguistic Check Servicesで可能となるのです。
次にお隣、中国。
こちらも広大な国土に比例して様々な方言が存在しています。
北京語、広東語,福州語、上海語,客家語、閩南語(みんなんご)など8方言の言語チェックを少なくとも行うことができます。
北京語と広東語でも、一方ではかなりネガティブな言葉を意味していても、もう一方ではネガティブにあたらないことが頻繁にあります。
今すでに大きなマーケットとなっている中国は、ネーミング戦略の見地からも注目していかなくてはならない国となることでしょう。
そのうえノーメンではそれぞれの国内の生きたマーケット事情、''イマドキの言葉''や''文化の情報''を瞬時に把握することができるのです。
このような強みを持ちあわせたネーミング開発、成功しないわけがありません!
もちろんこの評価の中には,言語的な要素だけでなくマーケティング的見地からの評価も含まれています。
商標調査では、該当商標分類内でしか調査されずにいるため、どうしても見逃しがちになってしまうそれ以外のネガティブイメージの強い既存の類似ブランドについても調査しています。
↑ ここ、大切なポイントです!
類似ワードだけでなく、幅広いスクリーニングチェックを行うことで事前のリスク回避、『誰からも愛されるネーミング』を誕生させることができるのです。
このようなやや難しい話はこの辺にしたいと思いますが、
「もっと知りたいなぁ」
と思われる方がいらっしゃいましたら,いつでもご連絡下さいね。
ネーミング開発の楽しさや同時にその難しさ、商標登録可能なネーミングを開発するコツを熱くお話しさせて頂きます。
グローバルネーミング開発
世界へ挑むブランドネーム・CI開発
株式会社 ノーメン・ジャパン
www.nomenjapan.com