ある日曜日の出来事

こんにちは！介護経営コンサルティング・介護施設紹介　株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

私は毎日早起きして、勉強と仕事をし、時間を見て朝食作り等の家事をしています。

平日は5時、土日も5時半には起きて、毎日の日課をこなします。

ある日曜日、いつものように早起きしてルーティーンをこなし、その後家族で食事をして子供と遊びました。

ただ、午後にどうしても仕事で出かけなければならず、妻と子供に申し訳ない思いを胸に出かけ、時間ができたので、秋葉原駅の某喫茶店でコーヒー飲みながら仕事をしていました。

その時に起きた出来事です。

仕事をしていると、女子高校生と思われる方が2名、入店してきました。

少しして私が何気なく顔を上げる（トイレは私が座っている席の正面にありました）と、その2人はトイレの前で待っていました。順番待ちをしていたようです。

別にそれ以上気にも留めず、仕事を続けていましたが、また何気なく顔を上げると、1名がトイレに入り、もう1名は待っていました。

すぐに出てくると、待っていた方が入り、出てきた方はそそくさと店から出ていきました。

私は、何だか変だな・・・と思って放置していましたが、後からトイレに入った方が出てきて、お店か羅出ようとしたときに、事件は起こりました。

店員さんがその女子高生に声をかけ、こうおっしゃったのです。

「申し訳ありません。お店出られる前にご注文をお願いいたします」と。

その女子高生は、意味が分からなかったのか、絶句していました。

すぐさま店員さんが、こう言ったのです。「注文もされずにトイレだけ借りるというのは、当店はお断りしています。ご注文をお願いいたします」と。

ようやくコトの事実を理解した？？女子高生は困った様子で、先に出た友人と思しき方に声をかけ、どう対処すべきか考えたのでしょう。

結果、すぐに再度入店し、2名でオレンジジュースを1つ購入し、お店を出ていきました。

皆さま、この出来事をどう思われるでしょうか？

当然の報いと捉えるか。それとも女子高生に対して大人げない、ひどい仕打ちと捉えるか。

私は、当然の報いだと思いました。

途中から、嫌な予感がしたのです。どうりで席に座らずに、ずっとトイレの前で立ち尽くして待っていたわけだと。この人たち、購入する気はないな、と。

世の中はそんなに甘くないということを、高校生の段階で分からしめなければならない。そう考えました。

この女子高校生は、恐らく納得してはいないでしょう。コトの趣旨が理解できていないと、単にうるさいことを言われたという怒りのような感情しか残らないかもしれません。

でも、やっていることはよくありません。

人によっては、購入までさせたのは行き過ぎではないかとおっしゃる方もいるかもしれませんが、私はその手段にも問題はないと思っています。

喫茶店は、単に飲食をする場ではありません。その空間でくつろぐためでもあり、お客様はそれに対してお金を払うわけです。

特に最近の喫茶店では、仕事ができるように電源が取れる席が常設されているところ、椅子やテーブルにもこだわっているところも増えています。

それはもう、単に飲食をする場という意味合いを超越していると言ってもよいかもしれません。

お店は、そういう部分に投資をし、付加価値をつけているのです。

それを、お金も払わずにその設備を使うというのは、全くもって言語道断で、お金を払っていただくように女子高生に告げるのは、私は当然だと思います。

店員さんの中でも、少しは葛藤があったのだと思います。嫌なことは言いたくないですからね。

その店員さんも、お見受けするにかなり若そうな方でした。

しかし、言いたくないことでも、伝えるべきことをしっかり口に出して伝えたのは、とても立派でした。

声を荒げることもなく、いたって紳士的に、かつ明確に伝える。言われたことそのものについて、相手は嫌な感情を持ったかもしれませんが、それは仕方がないこと。

その店員さんは、どうしたら生徒さんの良心やプライドを害することなく、でも伝えるべきことを端的に伝えるかについて、いろいろ考えて発した言葉だったと、勝手に私は解釈しました。

このことを妻に話したら、その店員さんのことを褒めていました。生徒さんへの配慮が感じられた点を評価するとともに、無断でしかもタダでトイレを使う生徒さんの無神経さに呆れていました。

そのやり取り、時間にして7～8分。

すべてを見ていたわけではありませんでしたが、その時間は間違いなく仕事に集中できていませんでした（笑）

私自身は、喫茶店に入って何も購入せずに、トイレだけ拝借するといった厚顔無恥な行為はとてもできない性格ですが、人間いろいろな考えを持つ方が存在します。

このご時世、いろいろ難しい部分がありますが、私は店員さんが取った行動は行き過ぎでも何でもなく、当然の行為だと思った次第です。