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都心のマンション住まいは在宅ワークに向かない??

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在宅ワークにマンション住まいは向かないのでは??

コロナの影響で働き方が大きく変わってきました。

私のいるオフィス近辺では製薬会社や金融関係の大手企業が多く、日中は街に人が歩く姿はほとんどありません。

いわゆるテレワークや在宅ワークが大手企業では進んでおり、ある大手企業に勤めるお客様は会社に来たのは月に1、2度という感じです。

今までの働き方は都心にあるオフィスに毎日、通勤することが前提で、それは普遍的なものでした。

私もサラリーマン時代は毎朝、会社に出勤するということが当たり前で、しかも就業規則にある始業時間よりも30分や1時間前からオフィスに出向き早朝から会議や個別ミーティングなどを行っていた時代を思い出します。

個人的は就業規則の始業時間前に会社に行くのは非常にナンセンスなものと感じていましたし、インターネット環境が進むにしたがって、わざわざ会社に来てミーティングなどをしなくてもいい時代は来ると思っていました。

それが、なんと意外なきっかけで在宅を前提とした働き方がやってきたのです。

 

都心のマンション住まいで在宅ワークは快適か?

さて、そんな在宅ワークの到来は自分らの住まいにも影響が出てきています。

 

特に、子供さんがいる家庭では学校もいけないので、ずっと家にいることになります。

そうなると、手狭なマンション住まいでは、在宅ワークができる場所を確保するのは非常に難しい環境になります。

 

まして、共稼ぎで奥様も在宅ワークとなれば、ワークをする場所が2か所も必要になります。

となれば、マンション住まいでは増々難しい環境になり、かなりのストレスがかかることになります。

都心に大金のローンを組んで買ったマンションですが、その住まいの役割はあくまでも都心にあるオフィスに通うことが大前提でした。

したがって、結構無理なローンを組んで買っている共稼ぎ夫婦が多いはずです。

ところが、コロナ禍の状況下ではこの都心のマンションでは、その役割を果たすどころかかえってストレスの溜まる住まいと化しているのです。

マンションの間取りの大半は3LDKで都心に近づくにつれて2LDKの手狭な間取りなります。

仮に、3LDKのマンションに住んで在宅ワークを想定してみると、夫婦二人だけであれば何とかなりますが、子供さんが二人もいると大変です。

こんな日常生活が1か月も続くと、住まいの住み替えを検討するものでしょう。

では、在宅ワークを前提として住まいを考えた場合、マンションには限界があることはお気づきになります。

そうなると、戸建ての方が住まいの中で区分けがしやすいことがわかります。

 

一戸建ての間取り次第では快適な在宅ワークが可能になる??

では、一戸建ての住まいでは、どういった間取りが在宅ワークに向くのでしょうか?

従来の一戸建ての間取りは2階建ての場合、1階に和室とLDK,それに洗面、トイレ、浴室、2階が寝室と子供部屋2部屋というパターンが一般的でした。

ところが、近年の住まいでは断熱性能や外部からの遮音性能がよくなり、広いワンルームの中にLDKや和室コーナーなどで構成されるようになったり、2階に行く階段はリビングを経由してからでないと2階に上がれないというような間取りに人気があります。

こうした間取りに加えて、在宅ワークをするスペースを取る間取りを考えてみましょう。

 

在宅ワークではリモートやTV会議なども対応しなくてはなりません。

そうなると、1つの部屋を余計に作るという考え方があります。

新たな部屋作るとなれば、カンタンにできる方法としては広い部屋を建具で仕切って簡易的に在宅ワークスペースを作ってみてはと思います。

例えば、リビングルームの一角に3帖程度の空間を建具で仕切るとか、寝室に同様な形でスペースを作ってみるといいかもしれません。

また、これから住宅購入を検討する場合には、こうした在宅ワークができるスペースがある、あるいは作ることができる住まいがいいでしょう。

階段の踊り場やホールに造り付けのカウンターを設け、PCやプリンターを置き天井からはロールスクリーンを下げてTV会議ができるようにするというような設計、設備が必要でしょう。

いわゆる「ハウスオフィス」という場所を自宅に設ける発想が、これからの住まいには必要不可欠になりそうです。

サラリーマンといえども、自宅で活動する個人事業主的なスタンスで、住まいづくりが必要な時代になりそうです。

 

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