- 中沢雅孝
- 神奈川県
- YouTube専門コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
明日の包装文化を創る;暮らしの中の【塩ビ】(3)
-
【月曜朝8:00はたのしくお勉強】;プラスチックの基礎
2009-02-23 08:00
【塩ビはホントに悪玉(?)】
ダイオキシンとは、有機塩素化合物のポリジベンゾダイオキシンなどの総称です。
ダイオキシンは塩素化合物だとして塩ビ系樹脂がやり玉にあがり、
塩ビ系樹脂の使用をやめようとする動きが強まっています。
(欧米では80年代後半から1日の摂取量の安全基準が定められています。)
このダイオキシン類はもともと自然界には存在しなかったもので、
プラスチックの焼却過程で発生するとされています。
しかし
その発生メカニズムの詳細については明らかでないようです
これに対し塩ビ業界では
「廃棄物の塩素量とダイオキシンの発生量は比例しない」
という米国機械学会の研究などをもとに、塩ビ批判に反論しています。
また、塩ビをまったく含まない廃棄物を焼却しても、
炉の中で食塩などが他の化学物質と反応して塩素ガスは発生*1するともいわれています。
焼却炉の中で何が起こっているのか?その究明は難しそうです。